【菌融庁検査 2022秋 美食の陣】9/9~10 [キノコ]
はい、こんちは。
菌もたけなわ。皆様においては名月も拝めたでしょうか。
一度は姨捨山から中秋の名月を眺めたいですな。老後のそんな旅が出来れるよう、頑張る?
でも無く、既にセミリタイヤして悠々で充実の日々を過ごしております。^^
上記は先週見つけた、ツノシメジ。
これは旨いキノコですよ。椎茸より柔らかく、椎茸臭は無く、普通に美味しい菌です。
ヒダが真っ白で胞子も白いから、持ち帰っても変色せずに綺麗な状態をキープします。
---------------------------------------------------------------------
下山した途端、大雨土砂降りになりました。雷雨が凄い。その後の虹。
その翌日はこれが先週の本命! ミヤママタタビ狩り。
満を持して狩りに行きました。完熟実は甘い。キウイです。完熟実はその場でバクバク喰いながら、若い実をパカパカ収穫。
家に帰って、焼酎漬け。 良い酒が出来上がるでしょう。^^
さて、それでは今週の記事に行って見ましょう。
先週も一日は新規開拓をしていました。初めての山は新鮮で色んな発見もあり、菌融庁にとっては新規開拓は絶対に欠かせません。
これをやらず、定点観測のみを続けていては菌融が尻すぼみになります。
そして、今週も初日に新規開拓、翌日は定点観測と致しました。
新規開拓場所も、戦略を練りに練っていくつも用意してあります。
いつも思いますが、大学までの学校教育時代と比較して、遥かに頭を使っています。(爆)
嫌いなお勉強は出来ませんが、好きな事ならフル回転、時折逆回転?まで「頭脳」を使います。
好きな事に集中して「頭脳」を使える事は、殊の外幸せな事です。
そして9/9。
菌融庁は、大物を発見致しました。
これが何か?については特段語る必要は無いかと思います。 ^^
松茸では使用しない高級絹製風呂敷に包み、大事に持ち帰ります。約2㎏。
新規でマイタケのシロを発見した時の喜びはひとしおです。
近くに白樺の立ち枯れ木がありました。そこの根元に早くも、クリタケ。早すぎますねぇ。
針葉樹から生えるクリタケモドキならば多少早くともあまり気にしませんが、これはクリタケですからねぇ。これも頂き。^^
ハナイグチも出始め。
ヌメリツバタケ。
ここまでは、9/9の新規開拓。
そして、ここからは9/10の定点観測です。
良い株が多数あります。^^
その中でも特に良いモノを選りすぐりテイクアウト。
釈迦のシロは更に増え続けています。恐ろしい程の爆発力。
来年以降も楽しみですし、幼菌も多数あるので今後もまだまだ楽しめます。^^
初秋の順当菌、桜ちゃん。
ふと連れが変なモノ?を見つけました。
おっ!!!???
のら人: 匂い嗅いでみな?
連れ: なんかケミカルな臭いがする・・・。
仕方が無いので、自分が臭いを嗅ぎます。
判定 ・・・・・・・・
バカマツタケ!
眩暈がするほど強烈な松茸臭が、のら人の臭覚器官に突き刺さります。
久々に出会いましたねぇ。バカマツタケ。^^
いやん、ばかん、うふっ、そこは・・・なの ♪♪♪
って歌?が昔ありましたが、バカマツタケの馬鹿は、唯の馬鹿にあらず!
上記の歌の様な、妖しき麗しきバカの臭い。 ^^
松茸や舞茸以上に探索が困難な菌ですが、皆さんも頑張って探してみましょう。
上記クロカワは2年前にこの山で見つけたが、昨年は発見できなかった。
やはり確かに生息していたのだ。
高級菌 クロカワ。
好きな人にとっては最高だが、富士山では比較的簡単に「ミヤマクロカワ」が採れるので然程珍しくは無い。富士山のミヤマは殊の外、苦い。否、苦過ぎて人気が無くなる程だ。
しかし、このミズナラ林に生える本家クロカワは苦みが薄い。
2年前は茹でてワサビ醤油で喰って、苦みも薄く旨みも薄くなってしまったが、今回こそは付け焼きで頂く事にしよう。非常に楽しみである。
「山」なのか「ヤマジノ」なのかは、筆者は知らない。(爆)
行きしなに大量に生えているのは確認しておいて、帰路に収穫したオオイチョウタケ。
こいつも一昨年は大発生で、昨年は一本も確認できなかった菌である。
もっとも、こいつはそもそも気まぐれ菌なので毎年発生するとは限らない。発生時期もおおきくズレル事がある。大量に採れて、且つ旨い菌の代表選手と言えよう。
友人から貰った北海道限定 よつばの発酵バターを冷蔵庫から取り出して・・・
舞茸の発酵バター炒め
栽培モノみたいに、フニャフニャでは無い。
サックサクの歯応えが、本物の証。
誰もがこの天然舞茸魚雷を口中に打ち込まれたら、即白旗を掲げる事になろう。^^
これもバターと一緒に頂いた、ヒエで作ったアイヌどぶろく。
これが舞茸バターと合う。旨すぎる。酒がすすみ過ぎて、直ぐに空瓶に。(爆)
北海道と本州の天然舞茸の邂逅。
いたずらに小細工はせず、クオリティの高いモノ同士をシンプルに組み合わせて、真っ向勝負する。
素晴らしく、美味でした。
これぞ、美食 極めれり。
そして釈迦シメジとオオイチョウタケをふんだんに投入した炊き込み玄米ご飯。
ヤバイ ・・・ 旨い ・・・ 。 ^^
2022 秋 美食の陣 は始まったばかりです。
さぁ、皆さん方も大いに奮起してくださいな。
(○´ω`○)ノ**SeeYou**(○´ω`○)ノ
2022-09-11 10:55
nice!(7)
コメント(10)
マイタケは私でもわかりました!
見事な株でしたね。
これはお店に出したら高値で取引されるのではないでしょうか^^
本当の天然物を食べてみたいものです。
by kuwachan (2022-09-11 23:44)
とてつもない高収穫ですね!
もちろん、シロマイタケには完全にノックアウトですが、クロカワにも感動です。
因みに、この花はホトトギスではないかと思うのですがどうでしょう?
by 伊閣蝶 (2022-09-12 13:59)
kuwachan様
ココ2年位は舞茸は見つかるものの、小さいモノばかりでしたが、今回はそれなりの大物でした。^^お店に出したら、1万円くらいですかね。天然の舞茸は大変入手し辛いですが、もし可能であれば少々高くとも買った方が良いと思います。栽培モノとこれ程違う菌は稀ですし、食経験がある人も稀です。^^;
by のら人 (2022-09-12 19:14)
伊閣蝶様
ハイ。高収穫でしたね。
一応松茸も獲れましたので、お吸い物で楽しみました。^^
舞茸は勿論旨いのですが、クロカワが旨かった。やはり苦みが薄く旨みが凄い。焼きクロカワ最高です。ホトトギスは「ヤマ」と「ヤマジノ」があるらしく、その区別を自分は覚えようとしないんです。興味が無いので。^^;
by のら人 (2022-09-12 19:18)
マイタケの大株ゲットとは羨ましい。バター炒めが美味しそうです。
バカマツタケはマツタケそっくりですね。味は似たりでしょうか。
オオイチョウタケは依然見かけたことがありましたが可食でしたか。炊き込みご飯もいいですね。
これから菌融の最盛期ですね。よろしくご指導をお願い致します。
by tochimochi (2022-09-12 21:39)
今週は師匠も菌融庁の検査に出かけるとの事でしたので、ブログを楽しみにしておりました。
舞の天然は食べたことがありますが、釈迦も馬鹿も舞も生えているところを見たことがありません。さすがです!
私達も9/9はキノコ採りでそこそこ採れました。
これからはM様 対 鹿の食害との戦いになります。私達が採った数時間後に新しい足跡がありました。
by 撮影係 (2022-09-13 18:43)
tochimochi様
天然のマイタケはやはり旨いです。絶妙ですね。歯応えと旨みが。
バカマツタケは松茸より小振りで柔らかく、逆に松茸よりもその香りは強烈です。勿論、松茸臭です。松茸は食べ過ぎるとお腹が痛くなる人もいる程、繊維質が強靭なので、柔らかなバカ松茸の方が食べ比べ大会でもやれば人気かも知れませんね。^^ オオイチョウタケは絶対にスルーしてはいけない菌ですよ。旨いので。
by のら人 (2022-09-13 19:33)
撮影係様
色んな山を歩けば、それなりに出会いがあると思いますよ。
釈迦も舞も。馬鹿はかなり低確率になりますが。^^;
上記写真のクリタケですが、その写真の部分が帰路に収穫しようとしたら鹿に食われていましたよ。仕方ないので、その周囲の良菌を収穫しましたが鹿はヤバイですねぇ。菌床も駄目にするほど最悪な奴らです。
by のら人 (2022-09-13 19:46)
炊き込みご飯はいいですね~
すごく美味しそうです。
マイタケがあれば私にも分かりそうですが
やっぱり他のキノコは手が出せません。
by nousagi (2022-09-16 22:23)
nousagi様
旨いですよぉ、炊き込みご飯は。
入れるキノコの組み合わせによっても味が異なってきます。
色んな工夫が多彩な味アレンジにより、旨さが増幅して行くのが堪らないですね。^^
by のら人 (2022-09-17 19:41)