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【菌融庁検査2023秋~しめじLOVE~】10/13 [キノコ]

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はい、こんちは。

今日は畑にとっては恵みの雨。

田んぼの方は昨日までに、脱穀を終えて今年の米作りは無事終了しました。
まぁ、早生は昨年に続き、異常な速さの出穂で周囲の田んぼよりも超早く米が出来たので、スズメの餌食になりほぼ壊滅。故に無事って訳では無いんだけど、まぁまぁ 動物愛護って事でね。今年までは許しました。しかし来年からは早生は作らんよ!(爆)


さて、上記は分かる人には分かるキノコ。
この日はまたまた懲りずに渡渉ルートの山でサンダルやタオルまで忘れて出発し、それでも靴脱いで素足渡渉したにも関わらず、なんにもなし! これ程までに酷い山は見た事ない!今季三回目。
んんんんん~、唸るしかない様な山。もう行かないかな?どうかな? ^^;

読みが外れ意気消沈して下山してきて、赤松林があったので取り敢えず様子を見ると、このキノコ。ピンク色で可愛い! しゃがんで周囲を見ると、結構生えています。

オウギタケ、ね。



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半径5mくらいをウロウロ探すと、こんだけ採れました。

これを見て「え?なんで?」と、訝しがる人は赤松林キノコを良く知っている人ね。

黄色いのはアミタケですが、そのアミタケに寄生して生えるオウギタケは先ず発生が旺盛であっても寄生元のアミタケよりも発生が少ないです。
しかし、今回は7割がオウギタケ。アミタケ3割程度。
こんな事もあるんですねぇ。まぁ時々、アミタケが発生後全部とろけて消えて、オウギタケだけ残っているのは見かけますけどね。
自分はオウギタケの方が好きだから良いんですけどね。
勿論この後、周囲で更に追加採取してこの日は終了。
これ以外、開いたボリボリとかヌメリスギタケモドキ、ハナイグチも沢山、ヌメリイグチ、シロヌメリイグチ、アミハナイグチ、とかもありましたが、全てスルー。
この時、お一人様のライバルと出会ったので、ハナイグチは全てスルーしてますので、どうぞどうぞと。ライバルさん、この辺りはウラベニホテイシメジやコウタケは無いのかねぇ、と言うので、「見た事ないですよ!」とお答えする。ほんと見た事ないからねぇ。^^
ボリボリとハナイグチは良品ストックが既に冷凍庫にあるからもういらない。 [パンチ]





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明けて翌日。生徒さんをピックアップし定点観測山へ。
いきなり、上記 コウタケ発見! 数本付いた一株。その近くに赤ちゃんが一つ。赤ちゃん残して頂きました![手(チョキ)]

今年二回目のコウタケ。この山のコウタケは競争が激しそうですから。人間だけでなくイノシシや鹿にも狙われています。[ちっ(怒った顔)]
取り敢えず、幸先の良いスタートです。






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続きまして、この日狙いのクリフウセンタケ。ガバガバ生えていると勝手に予想していましたが、10本にも満たない貧果。んんんんん~。これも唸り?が止まりません。(苦笑)
まぁ全て幼菌か若い菌だったので、今日の雨からの発生に期待しましょう!





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上記もこの山で実績のあるスミゾメシメジ。様々な図鑑にほぼ同じ文言が掲載されていますが、その二つの特徴が写真から良く伺えるかと思います。
ただねぇ、ココでもっと立派で大きなスミゾメを採った実績がありますから、今後に期待ですわ!

コウタケをAA級キノコと自分は位置づけますが、同等かもしくはAAA級ですな、スミゾメは。^^

兎に角、シメジ系は判別の敷居が高すぎるせいか、競争率が非常に低いので、その分自分は大助かりですけどね! [パンチ]

シメジ科で言えば、ライバルが多いのは今や幻級のホンシメジとハタケシメジくらいでしょうね。あと釈迦もか。
しかし、この日は写真は有りませんが、多分最後の釈迦が二株。それも状態最高!二株共に生徒さんに譲りましたが、この山は多分ライバルは一人だけでは無いかな? 時折行き逢うおっちゃんがいるんですわ。お話をしたこともあるし。勿論、キノコの話ね。^^ ただその方もそんな根こそぎ貪欲型では無さそうなので、釈迦が今年は超乱舞しているを知って見ていても、食べれる分しか採らないみたいね。 自分もそうですよ、勿論。ただ、生徒さんは根こそぎ型の女子ですが貴重な菌に関しては、私が厳しい制限を設けますのでね。大丈夫。 [わーい(嬉しい顔)]






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ついに! き・き・きた・来たのか!!!!!!![爆弾]

と、マジで思ってしまいましたよ! (爆) 
まぁね、本物シメジ、ホンシメジの筈が無い。

しかし、よくよく見るとフムフムですわ。そして、株下の土を落とし触った部分が黒変。

ハイ!確定! ^^

カクミノシメジ。

良い株ですねぇ。惚れ惚れします。最高に旨いしねぇ。
自分的に、まぁほぼ 本物と変わりないですね。味、風味は。
食感は本物はこいつよりも、もっとプリップリッとしてます。





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さて、このお方。毎回見る度に惚れ惚れする程立派な大きさと柄の太さ、存在感。
これで美味しければ最高なんですけどねぇ。 アケボノサクラシメジ。かなりの群生。

一つ上のカクミノシメジとその上のスミゾメシメジもそうですけどねぇ、図鑑には嘘は決して書いてない!と思いたいところだが、実際問題皆さん、どう思います???

自分は10冊くらいのキノコ図鑑を持っていますが、「嘘」が堂々と書いてありますよ!
結構ね。^^;

昔の本はスギヒラタケを食用と書いていまして、最近の本は当然「毒」と書いてますが、実はそんな事では無い。柄が中実か中空。これを言い切ってしまったりね。明らかな特徴が書いてなかったり。
例えば、カクミノシメジの特徴で私が決定打の一つとして使用している要素の記述は、実はどの図鑑にも一切書かれていませんよ! そう、私だけが知っている要素、って事になります。 ^^
そして、これは生徒さん等、利害関係のある方にはお教えしています。当然ですな。(爆)

だから、毎年 図鑑見て調べた上で、食べて当たる人がいるのよね。 
否、そんな事よりも、結局判別に迷い、食えなくて、一生レベルが上がらない初心者キノコ好き、が多い訳ね。 でもね、自分的にはそれで良いのよ。それが好都合! ^^


最近、キノコ系 youtuber 凄い数ですよ! 松茸師、舞茸師 等の高級菌を売り物にしている本物のプロからアマチュアまで。かなりの人達が動画をあげています。 可能な限り、拝見させて頂いておりますが、まぁプロ系の動画は全く面白く無い! 当然ですな。自分の持ち山で松茸パンパン採って、自慢しているだけですから。^^; 舞茸もそう。
しかし、素人でもかなりの上級者の動画は面白いですよ。初級者の方は勉強に、そしてモチベUPにもなりますから、是非見た方が良いと思いますよ。



さてさて、話を戻して、アケボノサクラシメジの図鑑の嘘を、書いてあげましょか!

出血!大サービスですよぉ! だって、どの図鑑にも書いてありませんよ!

え? 「のら人は図鑑博士以上の御仁?」

YES!YES!YES! (爆)

図鑑書いている人、実は食べてないでしょ! (笑)

もしくは、超 超 超 の 味音痴!!!

アケボノサクラシメジ自体が、そうそう簡単に採れるキノコでは無いからねぇ。
但し、ほぼどの図鑑にも掲載されています。

味? サクラシメジ同様、ほろ苦い。 それだけ! それだけしか書いてない。

まぁ、下処理の下茹でするとサクラシメジ程では無いがアクは出ますので、茹でこぼす。
その後、試食しますよね。

自分は苦みには結構強いので、あまりほろ苦さは感じない。 

が!!! それ以上に強烈な芳香を放っています。生の時にはその芳香は無い!

形容のし難い、珍妙な香り! 今まで嗅いだことない匂い。

これに因み、私は、このアケボノサクラシメジを、今後 「シャネル」 と呼ぶことにします。^^

シャネルには何種類あるのか知りませんが、シャネルの臭いは決して食欲の湧く臭いではありませんよねぇ。 ただ、このアケボノさんの香り成分を抽出し、精製したら結構いける?香水になりそうな感覚を持ちましたよ、私は。 ^^

まぁ、そんな感じのキノコなので見栄えは素晴らしので敬意?を表し、時折1本食べていますが、その都度、同じ感想ですわ! 裏切られた事、一度も無し! (笑)
但し、友人知人へのお土産としては立派なので、初めての人には1本は差し上げています。
その私から貰った人達も「旨い!完璧!」と言った人は一人もいません。
勿論、このキノコは完璧な「食キノコ」としてどの図鑑にも掲載されていて、「下茹ですると、妙な香りがする」とはどこの図鑑にも書かれていません! そう、編集者は味音痴かもしくは食べないで、余所の図鑑を真似て書いているだけ!って事です。

面白いので、色々とネット検索してましたら、唯一人だけ!いました!同様の感想を持っている人が!
「おかしい!妙な香りでとても食いたくならない!」「採取する山を変えて何度も食べようとしたが、やはり変な香りがする」、煮干し臭のするフキサクラとも入念に比較するも、やはり違うと。

フキサクラシメジは自分も数回採って食べた事があります。全く、異なる香りだし、見た目が何しろ違い過ぎる。色合いもそうだが、大きさが既に違うんですよ! ^^


図鑑は100%信用しちゃぁ、いけませんよ!

本物のキノコ師を目指すのであれば、あくまで、自分の舌と鼻、味覚と臭覚を信じ、未知の世界の扉を是非開いて行って頂きたい![パンチ]








さてさて、それでは、今回採れたキノコでお食事タイムとしましょうかね。 [レストラン]







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先ずは、カクミノシメジのアーリオオーリオペペロンチーノ。

自分の畑で作った、ニンニク、唐辛子、伏見甘長唐辛子、を投入しています。


旨めぇぇぇぇ!!!!! [爆弾]
兎に角、「味シメジ」の格言の本当の意味を知る為には、コレを喰うしか術は有りませんな!
スーパー市販のブナシメジとは全く!異なります。味、香り共に。

カクミノシメジ君はスミゾメシメジ程、調理後の黒変も少ないので、色合い的にも優れていますね。
優秀、優秀! [わーい(嬉しい顔)]






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上記パスタはエキストラバージンオリーブ油使用ですけどね、次は日本のTOPバターである、トラピストバターを使用して、シンプルにソテーでも楽しみましょうか。[レストラン]






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ハイ、トラピストバターと塩だけでソテーしました、スミゾメシメジと比較食べ合わせの為、クリフウセンタケね。
やはり、スミゾメ(墨染め)だけあって黒変が強いです。この色のせいで食べらないライバルが多い事が、私に対し大いなる利益を齎しております。^^

一片づつ、食べ比べていきます。
確かにクリフウセンタケはいつもと同様旨いです。食感はシャキシャキッと味は良く言えば上品、普通に言えば温和。
しかし、スミゾメシメジは旨みが濃厚!比較すると至極良く分かります。まさに、本物の旨み、否個体により本物(ホンシメジ)を超えているかも?と言える程。
今回の個体は大きさは中ですが、柄がしっかりしていて、これがシャキシャキ、傘はムッチリでしたので、シャキシャキッのみのクリフウセンタケには可愛そうな事を致しました。

クリフウセンタケ ・・・・・・・・ 完敗です。 ^^

この相手では、フウセンタケ属 最高峰の 鬼神 オオツガタケ でも勝てないでしょうな。






なんか、やはり、「味 勝負編」 書いてて自分でも面白いです。

読んでる人は関係ありましぇ~ん!

私が楽しければ、それでいい!!! [パンチ]


次回もあるかな??? [爆弾]






(○´ω`○)ノ**SeeYou**(○´ω`○)ノ







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コメント 6

tochimochi

秋の菌融も好調ですね。
既に冷凍庫もいっぱい、今冬の食材にも事欠きませんね。
パスタのレシピも美味しそうです。
by tochimochi (2023-10-16 20:57) 

kuwachan

菌融庁検査、順調のようですね^^
きのこのパスタが香り高くて美味しいのでしょうね。
私はスーパーのきのこでガマンです。
トラピストバター憧れですが手が出ません。
by kuwachan (2023-10-17 10:37) 

のら人

tochimochi様
まぁまぁ好調です。
しかし山によってはペンペン草も生えない場所もありますよ。
まだまだ乾燥&冷凍ストックが欲しい所です。
シメジ科の美味しいキノコはやはりソテーが良いです。
是非! ^^
by のら人 (2023-10-17 18:25) 

のら人

kuwachan様
市井の堅気?の皆様達は、史上最高の「旨み」を誇り、「味シメジ」と言われる理由を持つ、ホンシメジを含む「シメジ科」の野生キノコを食べた事のある人はほぼいないでしょう。食後の感想が大袈裟に成らざるを得ない程美味しいですよ。^^ トラピストバターは私も個人的に手が出ないので、生徒さんからのお土産です。^^;
by のら人 (2023-10-17 18:33) 

nousagi

いろんなキノコが出てきてぜんぜん分かりません。
分かろうとしていないのかもしれませんが
キノコは難しすぎます。(^^;)
パスタが美味しそうなのはいいですね。(^^)
by nousagi (2023-10-21 21:28) 

のら人

nousagi様
知っているキノコの種類が多くなると、楽しくなりますよ!
但し、一定のレベルまで到達するには、自らの努力だけですと相当な年月が掛かるので、良く知っている人、それも複数人から教わると一気に上達可能です。 キノコを知るとパスタを初め料理が俄然楽しくなります。^^
by のら人 (2023-10-22 15:03) 

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