【生と死の狭間を弄ぶ】4/16 [草]
はい、こんちは。
上記は今や半野生化してどこにでも生えていますね。
諸葛亮孔明が愛した野菜。
ショカツサイ。 ^^
黄色い菜の花と、このショカツサイが一緒に咲くと見応えがありますね、春ならではの。
さて、変なタイトルですが、とりあえず行って見ましょう。^^
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https://www.at-s.com/news/article/shizuoka/1051705.html
https://www.khb-tv.co.jp/news/14594925
https://www.summit-guide.com/
私のブログ。カテゴリーの一番上は「ROCK」となっています。
全部で5つ記事があります。
どの記事も10年程前の記事で、その記事の全てにおいて私の近くに上記のSガイド氏がおります。
そう、この頃までは自分のロープワークは沢で培われたかなりの邪流なので、この辺りで新進のクライミング技術や特に先鋭ギアの使い方をマスターし直しておきたいとの思いから、決して安くは無いガイド料をお支払いして指導して頂いた過去があります。約1年間ね。^^
それが、お悔やみ申し上げる事態となるとは。正直驚きました。
S氏は数いるガイドの中でもその「安定性」に定評があったかと思います。
確かに10年前は安定していたかもしれません。
そして享年は66才。
どうなんでしょうか。様々な考え方はあると思いますが。高齢者ですね。それもスポーツクライミングは昨年から初めてオリンピック競技となりましたが、加齢して尚第一線に身を置けるような甘いスポーツではありません。ジジイのゴルフみたいなね。
https://snow.nadare.jp/news/2022/000046.html
https://news.yahoo.co.jp/articles/94f0f7af750c506d4d4925fccd7ed6d8643faa16
上記はこれもつい先日。4/2。八ヶ岳赤岳山頂直下で雪崩で死亡。
享年65才。
亡くなった方はガイドではありませんが、3人組グループのリーダーでした。
何故ならば、この方は八ヶ岳界隈では有名な、これは多分ですが遭難対策協議会の方で、これまで沢山の遭難者を救助してきた方だからです。
そして、上記の検証結果から判明したのは、当時!明らかに雪崩の危険のある斜面を横断した事。
更に、このリーダーはビーコンを持っていなかった事。
以上2つはどう足掻いても、言い訳が出来ない状況なんです。
魔が差したのか、舐めたのか、ボケたのか、の何れかに該当させるしか無いんです。
いずれにしても、リーダーとしても遭難者救助隊としても、どうなんでしょうかね。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20210807-OYT1T50400/
上記は昨年の夏の記事です。
普通のハイカーは知らないと思いますが、北穂 滝谷と言えばクラシカルクライミングの名所です。
ガイドとしてお客さん二人を連れていて、先頭で自らリードで登攀中にロープが絡まり、それが解けなくなり、遂には落下して死亡。
先ずはベテランガイドがロープがカラマンボウで?って。ちょっと考えずらい展開なのは、クライミング経験のある方ならば同様だと思います。 ???です。
そして落下ってのも、???です。
このガイドのH氏も著名なガイドでした。そして享年は70才。
さて、皆さんもうお分かりですかね。
高齢者免許返納制度を山にも適用するべきですな。これが持論であり結論です。
公益社団法人日本山岳ガイド協会さん。
ガイドがもし国家資格であれば絶対に年齢制限設ける筈でしょ。
少なくとも、公益社団法人であり一般社団法人とは違い「公益」なんだから、責任感ある制度にしましょうよ。 ^^
あとね、結構 「逝き方」も重要なファクターだと思いますね。
一番最悪なのが、
お客さんは死んでしまいガイドだけ生き残る事。
これは最悪ですね。
次がお客さんもガイドも逝く事。
一番マシ?なのが上記の山岳ガイドH氏。ガイドだけお先に逝く事。
故に国際山岳ガイドS氏のケースは、2番目に悪いケースです。
それもですねぇ、3人共に目立った外傷が無い事から警察は「溺死」と認定。
溺死とは窒息死の事です。
雪崩での死亡も窒息死が多いです。上記の八ヶ岳雪崩の場合は死因が、頸椎骨折との事ですが。
この窒息死、最も苦悶する逝き方と言われています。地獄の苦しみを味わう死に方と言われています。
3人はロープで繋がれたまま、重いガチャ類を腰のハーネスや肩にぶら下げたまま、海にドボン。
また国際山岳ガイドとは公益社団法人日本山岳ガイド協会が設ける「トップスター級 最上級」の経験豊富なベテランガイドしかなれない、まさに頂点の中の頂点のガイドです。
それでもこの様な悲惨な事故が頻繁に続きます。
頂点でもこの有様ですからね。
上から順に行きましょうか。
・国際山岳ガイド
・山岳ガイドステージⅡ
・山岳ガイドステージⅠ
・登山ガイドステージⅢ
・登山ガイドステージⅡ
・登山ガイドステージⅠ
その他、ピークハントの山行はガイドできない自然ガイドやフリークライミングインストラクター、スキーガイド等があります。
先にも書いた様にガイド業は国家資格も無く、基本誰でもガイドは可能です。
例えば、クラブ〇ーリズム等々、今では沢山の山ツアーを行っていますが、そのガイドとして国際山岳ガイドが同行する事はありません。有り得ないですね。大抵、山岳ガイドステージ以上で個人でガイド業を行っています。
せいぜいツアーでは居ても格下の「登山ガイドⅠ」程度保持者です。それもいればまだマシ! ^^
ほとんど素人に近いと言いますか、明らかに私の方が「格上?」とも言えるような人間しか同行せずに、平気でアルプスやら、中でも一般道でも危険な剣をガイドしていたりします。
そんな登山ツアーに申し込んでいる「そこのあなた」。
悪い事は言いません。
一人で歩く勇気が無いのであれば、諦めましょう。その山に行く事を。 ^^
以前にも数度書いていますが、単独で登攀出来ない人も同じ。
山の会の仲間と組まねば、所謂ビレイヤーがいなければリード出来ない人。ほとんど、否ほぼ全てがそうでしょうが。
ガチャガチャ類をハーネスにぶら下げている事に酔っている人が結構いると思います。
本当にクライミングが好きであり、絶対に死にたくは無いのであれば、屋内クライミングのみか、ボルダリングしていれば良いんです。
ボルダーは死にたくとも死ねませんよ。落下距離が短いから。^^
ガチャの魔力に魅惑されている、カッコ付けの人達に限って、ボルダーなんかをほとんどやりません。
何故ならばボルダーはガチャをぶら下げないし、マット背負ってカッコ悪いから。(爆)
5.10の壁、を素直に受け入れましょう。
才能のある方は、クライミングを始めてから少なくとも2~3年以内に、5.12をレッドポイントします。3年経っても5.11をレッドポイント出来ない人は才能無いんですよ。 勿論、私を含めてね。^^
そんな方は死んでも良い人以外は、素直に諦めて他の道を選んだ方が良いでしょう。
そう、クライマーは唯のカッコ付けが多いんですよ。
私から言わせればそんなカッコ付けの人こそが、凄くカッコ悪い! ^^
5.10迄しかトップアウト出来ない癖に、ガチャガチャ付けてマルチピッチや本チャンに仲間の力を借りて行く人程みっともない。
死ぬ覚悟。本当にあれば続けて良いと思います。マルチピッチとか本チャンとか。
過去、日本人は死ぬ覚悟が得意?な民族でした。
切腹やら、自らの意思で姥捨て山に登るとか、特攻とか。
その血を確実に引いていて、本当によくよく考え抜いた揚句に、「あの山や壁ならば落ちて死んでも構わない」と思えるならば、また残された家族も毎回気持ち良く「逝ってらっしゃい」と笑顔で送り出してくれるのであれば、全然OK!でしょう。^^
そうで無いならば、今すぐに、ロープやガチャ類を捨ててしまいましょう! (笑)
もしくは、捨てずに私の存在する「ケダモノ」の領域にお越しくださいな。
大歓迎ですわ。 ^^
私は初めからサバイバルや山の幸を味わう事しか興味が無く、その為に致し方なくクライミング技術を習得しただけであり、過去も今後も一切「ただ単にたとえ死んでも良いからクライミングを楽しむ」事は絶対にありません。
故に、獲物が一切ない真冬のアイスクライミングなどもっての外! ^^
まぁ、猟をする人は学んでおいても損は無いでしょうし、自分も猟をするならば、多分アイスを定期的にやるかもです。
私の経験から、山には必ず弱点ってのがあります。勿論、登山道以外を歩き回る状態において、です。
困難な絶壁をあえて危険を冒し選択して登らなくとも、比較的安全に頂上や稜線に登る事が可能です。ほとんどの山において。雪山以外ね。
そもそも、山の中で一人で寝泊まりする事が、とても怖く感じて絶対に出来ない人が存在します。
こんな方は、明らかに山に向かない人なので登山以外の趣味に切り替えた方が良いです。
私は山の中で、それも登山道以外の人気の無い所に一人でいると「物凄く落ち着き、安らぎ、至福の幸せを感じる」人間です。可能であれば、山や森の精霊の存在を嗅ぎ分けようとするんですが、私には霊感が無いのか、全く関知する事が出来ません。^^;
関知出来ない代わりなのか、安堵感に包まれるんですわ。
野宿の夜に恐い思いなんか、一度もしたことはありませんねぇ。
全く怖くありません。むしろ、都会の公園で野宿はした事無いですが、絶対こちらの方が恐い筈です。多分恐怖で寝れません。人間の方が恐いからです。日本の中にもプーチンみたいな奴はいますよ!^^
総論として、私は雪山とクライミングは数年前に辞めました。
続けていれば多分寿命よりも事故で早く死ぬし、昔は死んでも良いとは思わなかったが、死ぬと言う事が本当の意味で理解出来ていなかったと思いますな。
生と死の狭間の時間を弄んでいたように感じます、昔は。
1人でも、3人でも、何人で掛かっても、危険なモノは危険だし、死ぬ時は死にます。 ^^
さてさて、今日も山菜観察と採取を行って参りました。
とりあえず、ワサビが目的。
ガードレイル下にウド。 ^^
これはかなり花が早いですねぇ。ハシリドコロ。
イワタバコの葉がモコモコ出てきました。
さあて、来週以降も山菜教室の講師は勤めさせていただきますが、自分の為の採取は1か月後位の雪国遠征までございませんねぇ。
(○´ω`○)ノ**SeeYou**(○´ω`○)ノ
2022-04-16 18:13
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コメント(4)
>国際山岳ガイドとは公益社団法人日本山岳ガイド協会が設ける「トップスター級 最上級」の経験豊富なベテランガイドしかなれない、まさに頂点の中の頂点のガイドです。
そうだったんですか、ガイドの何たるかを知らないでいました^^;
死にたくはないので、やるとしても屋内クライミングに徹しようと思います。
その他同感できることが多々ありましたm(__)m
今は山菜教室なんですね。釣果報告を期待しております。
by tochimochi (2022-04-16 20:56)
tochimochi様
登山ガイドが実はガイドの割には結構頻繁に遭難している事は、日頃から注意して見ていない人は、まず知らない事であり、それをもっと多くの人達に知って頂きたいとの思いがありましたので。^^
これら以外にも、登山ガイドがこれはお客さん無しのプライベイトで南アルプスで今年の1月に死亡しています。下山中に落下して。調べれば幾らでも出てきます。
by のら人 (2022-04-17 18:36)
大変勉強になりました。
何事も、引き際は難しいんですよね。
私も、胸にしっかりと刻み付けておきます。
はぁ~(-_-;)
by nousagi (2022-04-18 18:02)
nousagi様
nousagiさんはクライミングはされてませんよね。
ならば大丈夫です。^^
兎に角、あれ!は危険すぎるので、どうしてもやりたければその死ぬ確率が極端に低いボルダー&室内のみやればよいんです。低山バリは全く関係ありませんよ。ガンガン行きましょう。^^
by のら人 (2022-04-19 22:26)