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【菌融庁検査2021秋~晩秋の入口~】10/15 [キノコ]

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はい、こんちは。

上記は足踏み脱穀中ね。仲間がやっています。
ハーベスターが壊れてね、仕方なく、足踏みで人力。^^;
しかし、これで脱穀すると稲藁のカスがかなり混ざるので、そのまま籾摺り機には投入出来ない。
結局、その後に一回ハーベスターに掛けないと駄目なんで二度手間に。

ただね、やっぱり人力作業はそれはそれで面白いんですよ。結構楽しいのね。
機械で「だぁ~~!」と終えるより、「脱穀というものが、どういうものなのか!」が良く分かるのね。
勿論、手作業でも出来るし、昔はそうだったんだし。色々一通りやってみると、何故現代の日本人がコンバインで全てを一連の作業で済ましてしまうかの理由が分かります。
そしてその理由に直面すると少数かも知れないが、それに対しある疑問を持つ人が現れる。
そんな人間の集まりが私を含めた我々なんですかね。^^




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稲刈りの大詰め。この「てんこもり」は稲穂の姿形がとても美しいです。
日本人みたいなね、胴長短足。背が低くて倒伏しにくいけど綺麗に稲穂が並ぶ。
前年迄の神奈川県中生推奨米の「さとじまん」みたいに、稲穂の上部に稲葉がツンツンと立っていないが特に雀の害も無いし問題無し。

正直言って、全てを刈らないで、もっともっと眺めていたい衝動に駆られます。
これは野菜を育てている時には全く覚えない衝動ですな。

センチメンタルに流されず、がしかし、ゆっくりのんびりと惜しむように全てを刈り上げ、はざ掛けしました。
米をやってみて、変わった事。それは冬が来るのが楽しみになりましたね。
特にウィンタースポーツなんかを含めて冬のアルプスの雪山等は、全くヤル気も無いですが、こつこつ近場の低山を歩いて「春」を待つ3か月位は非常に良い、命と体の洗濯になります。

そして、やっと!休める・・・・休養。 これが大きい!(笑)
私は1年の中でその集中力と体力をほぼ全て「夏の沢と秋の菌」の為に投入しますから。
昨今はこれに加え米や野菜が加わったので、兎に角忙しい。
「菌スクール」まで始めているから尚更です。





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そして秋の菌と言えば、クリタケの季節を迎えました。
関東南部では誰でも気軽に採取可能な晩秋菌の筆頭格。
これからの季節はハイキングの折に「このキノコだけは採る」って人が多く出没します。

ナラタケまではいかないまでも、その柄は真ん中辺り、所謂茶色い下方部分の直ぐ上でカットすれば食感のバサツキも無く美味しく頂けます。決して濃厚な菌の風味はありませんが「アッサリした旨み」は日本人には逆に好まれるでしょう。

10/15時点で、行きつけの場所での晩秋菌はクリタケのみ。
やはりまだまだ気温が高い。来週以降に期待ですね。



さて、2ちゃんで有名なひろゆき氏の動画で面白い「山屋」に関してのモノがあります。


https://www.youtube.com/watch?v=IPudZoCgcHY


https://www.youtube.com/watch?v=7hTlW26h3lY



どちらも同じですが、これが面白いです。^^

山屋は命を懸けてメリットの無い事をやり続けるから、敵には回したくない。
敵に回すと一生かけて反撃される、と言う内容です。


私が、この動画をみて書きたい内容は少々違います。
因みに、私は敵を追い掛け回すようなモノ好きではありません。^^

私が注目しているのはこの、ひろゆき氏が言っている「山屋の定義」なんですわ。


例えば日本人の山好き、と言われる人の9割以上は「ただのハイカー」ですよ。

ハイキングを楽しむだけの「ハイカー」です。

先ずはね、ただのハイカーの癖にね、「私は山屋」とは言って欲しくはありませんわ。^^

ひろゆき氏のこの動画を見れば分かりますが、命を危険にさらす山行をやっていて初めて「山屋」を名乗れるんですわ。変態!を名乗れるんですよ。名誉か? 不名誉か? ^^;

登山道を歩くだけのハイカーは命を危険に晒してはいないんですよ。アスファルトの道路を歩くのと同じ。

勿論、単独行でバリルート歩きが山屋の条件でしょうね、誰にも頼れないんですから、更に死の危険が忍び寄ります。
楽しくてしょうがないんですけどねぇ。^^
ただ、単独でヒマラヤとかに登れる人は次元が違いますね、彼らが本当の変態山屋なんでしょう。
彼等と比較すれば私なんかは矮小の極致。
但し、一応「山屋」の端くれ、三下ではあります。 ^^

ほんと、この動画を見れて良かったです。
山屋とは利益も無いのに命を掛けるから、敵対すると命を懸けてくる。
この名?迷?言が、ただのハイカーは決して山屋では無い!と言っている訳です。
素晴らしい。^^



さてさて、これから晩秋菌が本格化します。
下手すると来週はまだクリタケしか無いかも知れませんが、必ず秋は深まります。
紅葉狩りと共に、まだまだキノコを楽しみましょう! ^^



(○´ω`○)ノ**SeeYou**(○´ω`○)ノ






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コメント 8

kuwachan

稲刈り、脱穀お疲れ様でした。
早速新米は召し上がったのでしょうか?
自分で育てたお米は買ったものとは一味も二味も違うでしょうね。
私は庭でちょこちょこと野菜を植える程度が丁度いいかな(笑)
by kuwachan (2021-10-17 18:18) 

のら人

kuwachan様
はい、疲れました。^^
えぇ~、お米は流石に味が分かる人は希少だと思います。
農薬漬けの魚沼産コシヒカリと比較して、味的に自分が作るコメが特に秀でているかが分かりません。これが正直な所。^^;
但し、安全度合から言えば、全く異なると言えます。1年間に7回も農薬を撒く米とは。
by のら人 (2021-10-17 20:46) 

伊閣蝶

脚踏みの脱穀機、私も小・中学生の頃、何度も体験しました。
やはり機械式の物が結構故障することが多かったので、どこの家でも同じだったのではないかと思います。
お写真にあるような洒落たデザインではもちろんなく、武骨でやたらにデカかった記憶がありますが。
山屋の定義、うーむと納得です。
私が教えを乞うた先輩たちは、正にこんな感じの人ばかりでしたし、そうでなければ好き好んでルート開拓なんてしませんよね。
メリットがあるとすれば、当時、いち早く山岳雑誌に新ルート開拓の記事を投稿し、悦に入れるくらいのものだったのでしょうか。
by 伊閣蝶 (2021-10-17 21:50) 

nousagi

「てんこもり」「さとじまん」
知りませんでした。
お米の種類も多いですね。
のら人さんの田んぼでは
夏はホタルが見られるのでしょうか。
by nousagi (2021-10-18 15:48) 

のら人

伊閣蝶様
足ふみ脱穀やってましたか! ^^
もっと大きいと言うと「とうみ」もセットだったかもしれませんね。
ハーベスターならば綺麗に籾のみになりますが、稲屑を取り去るには風で引き飛ばすとうみが必要なんですが、面倒なんです。足踏み脱奥のみで、もうお腹が一杯です。^^; 山屋の定義は人それぞれだと思いますが、自分的に腑に落ちる、共感出来る発言をメジャーな人がしてくれると助かります。

by のら人 (2021-10-18 18:45) 

のら人

nousagi様
この二つの銘柄は神奈川県お役所お墨付きの推奨米の中生で昨年まではさとじまん、今年からはてんこもりなんです。県毎に推奨米は違います。その県の気候や風土を考えた上で毎年推奨されるのです。米は改良されて(遺伝子組み換えはしない)進化していますが、未だにコシヒカリが幅を利かせている様に、一概に最先端米を皆が作る訳ではありません。そして稲を見ればそれぞれの姿形が大きく相違します。面白いですよ。^^ 自分の所属する仲間内ではエリアで今4か所の田んぼがありますが、私のやっていない箇所の一箇所のみで蛍が見られます。そこは周囲の田の全てが無農薬だからこそ!蛍が住めるんですね。
by のら人 (2021-10-18 18:56) 

tochimochi

私の実家は昔米作りをやってました。首を垂れる稲穂は美しいですね。足踏み脱穀は大変ですね。はざ掛けとは小田掛けの事でしょうか。
秋の菌と言えばクリタケですか、まだ見たことありません ^^;
そのうち採ってみたいです。
山屋の定義ですか、私のエリアはほとんど里山ですからハイカーに属しますね。でもなかなか奥深くて面白いところが多いです。
by tochimochi (2021-10-18 19:41) 

のら人

tochimochi様
米作り。やってましたか!
そうです、小田掛けの事です。米を売る人とめんどくさい人はコンバインを持っているかもしくは借りてますね。自分の近くの田は2割位ははざ掛けです。クリタケを見た事ないと言うのは珍しいですよ。一緒に登っているのがキノコ名人ならばこの時期は直ぐに見つかる筈です。先輩は立派な山屋ではないですか! ^^

by のら人 (2021-10-20 18:51) 

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