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【真川 ヤクシ谷・・・からの苦行】7/13~15 [沢・谷]

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今回トラックは赤線。 大体分りますね。 ^^  

真川は岩井谷、鳶谷、は比較的遡行されます。
自分も岩井谷は遡行した事があります。
あとはせいぜい、シンノ谷。

最後までシンノ谷かヤクシ谷か迷ってましたが、今回はヤクシ谷(太郎山に突き上げる)を選択。

結論だけ言えば、「沢」は凄く楽しかったです。

大満足。 ・・・・・ 沢はね、沢は。 ^^;

あとね、GPS、ハゲ谷出会いから暫くで電源OFF。

替えの電池買い忘れました。 (爆)

故にGPS記録は上記まで。


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これは先週、久々に景信山東尾根から登って山頂にあったポスター。

良いねぇ。^^  皆さんも是非。


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景信山から陣馬に向かい歩いていると、中央に何か蠢いていました。 ^^
ハクビシンかな? 高尾で初めて見ました。


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国道20号線沿いにて、のヤブガラシ。オレンジ、ピンクの花を付けます。どこにでも生えてます。
とても綺麗。^^  嫌がられる雑草ですが、春の新芽は山菜にもなりますよ。
大文字草並みの、否それ以上の可憐な花です。こんな花にスポット当てなきゃね!



さて、それでは今回のレポに行って見ましょうね。但し、今回は長いよ! ^^;



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折立から、真川沿いに林道を進むと、このゲートから出発進行。



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時折岩魚が走る本流を20回位渡渉の繰り返し。


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河原にクワガタ君。



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高巻きって程では無いが、巻いている時に、ヨブスマソウの群落。素晴らしい!^^


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ヤクシ谷に入り簡単な滝を突破していきます。



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いつもはお菓子やナッツ類、ドライフルーツしか持ちませんが、今回は2泊3日なので、ローソンのブランパンを持ってきました!糖質が少ないパンですよ。フスマ粉を使いダイエットには最適!一番下は唯の卵コッペパンですが、これは初日のご褒美品です。^^日頃はパンどころか一切の主食を抜いてますから。



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おっ!林道の赤い橋を潜り抜けます。
因みに、折立からこの林道への入口は不明な状態でした。多分探せば、あるんでしょうが、通行を禁止している模様。まぁ、真川本流沿いのゴーロ歩きも乙?なもんで、林道入り口を探して林道を歩き入渓もアリだと思います。



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シンノ谷はガレが酷いとレポでありますが、ヤクシ谷のレポは少なく、まぁ似たようなもんだろうと思ってましたが、やはりガレが酷いですね。更に上記の様に倒木も。^^; 但し、最近の南アルプスの沢みたいに酷くは無く、全然苦にもなりません。



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おっ!なんか、デカイ滝が見えてきました! ^^



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その手前にも5m級の滝があります。


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おぉ!



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涼しい!シャワー滝です。 ^^ 20から30m級かな?
クソ暑いので涼味満点です。  但し、当然登れませんよ。 ^^;


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滝つぼから右に射上で簡単に巻けますが、右の幅広の支沢に出る所が一手、ボサが被りの危険かも。
良く状況を見て判断すれば特に問題の無い巻きですが。滝の落ち口にズバリ出る可能な限りの「小さい巻き」が出来るかどうかが、経験と勘の勝負になります。笹薮を漕ぎますよ。^^;




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滝を巻いて落ち口ジャストに出ると、初めてのナメナメです! 素晴らしい。^^



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しかし、直ぐに二段の大滝が聳えています。 ^^;



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滝つぼ直下がまた素晴らしいマイナスイオン! ^^
ヤクシ谷のこれらの滝は自分的にはかなり優秀な滝だと思います。
登れる滝ではなく、見た目がシャワー滝ですがそれがまた涼味があり、滝つぼで「滝浴び」も良いでしょう。

この二段滝は更に簡単に巻けまして、落ち口直下へ。


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落ち口から。



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そして、二段目の大滝からは、亀甲状のナメが広がります。
これが珍しい。 とても楽しく遡行できます。 ^^


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汗で濡れたタオルにタカリます。 ^^



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暫くで、また巨岩ゴーロに。


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本日の幕場を決定。これ以上進むと源頭詰めに入りそうなギリギリ最後の適場でした。
左に何故か衣文掛けにシャツ。今回はストックを何故か忘れてしまい、その代り衣文掛けがザックに入ってました。(笑)


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爆睡し、翌朝のシラビ。快晴ですね。^^



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詰めですよぉ!



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ハイ!詰め上がりました。
素晴らしい光景ですね。 ^^
大草原が広がります。


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ゼンテイカはこの三日間を通しココだけでした。部分的には密生してますが、花はこれからといった所。
やはり詰めの後はこれですね! ^^

さて、今回は詰めた後、幾つかの行動パターンで迷ってました。更に翌日反対側の薬師沢左俣、もしくは右俣をやるか、赤木沢をやろうか、または五郎沢を降り、最現流を鷲羽に向けて遡行するか、更には通常のハイカーの「ふりをして!」縦走するか。です。^^

とりあえず、早めに稜線に出て来たため体力も充分なので、五郎沢方面に進みました。



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もう直ぐ登山道合流。薬師岳。


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先日の南アルプスボランティアの中には花に詳しい学者先生もいました。
その時に先生から正確には「コバイケイソウ」では無く「コバイケイ」となのだ!と教えられました。
素人が学者を目指すのであれば、相当な覚悟を持って欲しいと思いますねぇ。


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白山が素敵。 ^^


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まぁ、兎に角、当たり前と言えば当たり前なんですけどね。ココに花が沢山生えていて、絶景なのは。(爆)



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五郎は遠い。 槍がチラッ。右に笠。


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大好きな北ノ俣。


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サービス。^^;


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水晶から鷲羽。


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左から、笠、乗鞍、御嶽。


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低山のフデリンドウと大して変わらんし、キャァキャァ言う程でも無し!(笑)


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背後の百名山なんかはどうでも良いし、ポイントは手前の薬師沢左俣の最源流の滔々した流れ。
見下ろすだけで「ワクワク」です!素晴らしそう!今度絶対に行こう!という気になります。 ^^


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黄色い大根。


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結構、アップダウンで疲労が溜まります。赤木岳も無理に山頂に登ったので足がヨレました。^^;
一体、このクソ暑い状況でこの急斜面を登れるんか?と言ったところです。


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サービス。


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写真以上に「急」です。 テン泊装備で重いし、クソ暑いし、登る皆さん「ゼェゼェハァハァ」ですよぉ!(笑)
自分も「ヨロヨロ」の超スローで登りました。


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あと少し。


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着いた。


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カール底。


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サービス。


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歩いて来た稜線。


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剣方面。


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カールはやはり凄いですね、花が。ここで初めてシナノキンバイ。


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乾杯! ^^
いやぁ、クソ暑くてヤバかったですね。この連休山で熱中症でダウンする人、結構いるんじゃないですかね。
小屋には14時前に着きました。五郎沢を降りどこか適当な沢を翌日遡行するのは良いが、その場合翌日は折立経由で帰るしか無くなります。折立バスの最終は13時。かなり微妙、ってか難しいです。ヘロヘロだし。^^;
これで更なる苦行が決定しました。翌日は新穂への10時間コースとなりました!(爆)

テン場でも、「クソ暑い!」日影が無い!!!

更には新穂から連休初日にここまで歩いてくる人続出! あり得んでしょ、暑いのに。コースタイムは下りで10時間だよ。登りは何時間か計算したくもありません! それもテン泊装備で。(苦笑)
流石に連休初日の五郎のテン場は「確実に空いているだろう!」が前提で泊まりましたが、これが「大失敗!」でした。
まぁ、最悪!でした。
まず、障害持って山来るのは別に良いけどね、手話で話しててもジェスチャーで分かるんだよね。
他に空いている場所沢山あるのにワザワザ自分の至近距離にテント立てて、自分に「もう少しアッチへ行け!」みたいなジェスチャー。後から来たその手話の若者2人。失礼だろ!(怒)
筆談でお願いするとかさぁ、そうすれば気持ちよく少し移動するのに。まぁ障害者にも人でなしがいるんですね。 ^^; 微塵も移動しなかったけどね。(爆)

あと、失礼な一言を発した40位のオヤジが一人いました。

更には、夜中にふと目覚めたら、強烈な「イビッキー」が!(爆)
一度起きたら、もう眠れなくなりました!
テント密集地帯は「山小屋の詰め込み」となんら変わりませんよ!

もう、混みそうな時期のテント場には二度と泊まりません!
まだ素泊まりで小屋に泊まった方が良かったね。 最悪なテント場でした。 ^^;



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しかし、酒を前夜に全部飲みきってしまっていたので、3000円分くらい小屋で酒買ってガブガブ飲めたのは良かったんですけどね。凄く高いけど。(笑)




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さて明けて5時前に出立! 三俣へ向けてこれは早朝なので涼しく快適な登りです。振り返り五郎。


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サービス。


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サービス。


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この日は双六小屋から弓折への登り返しからが「地獄」となりました。 ^^;
猛烈な暑さとの戦い! 更に重荷でヘロヘロ。 ここ数年3日間歩き通しは無かったと思います。

苦行です! 糖質カットでダイエット山苦行です! 下山後、更に体重が減る事だけが楽しみでした。^^;

ちなみに、この日のルートも「お花は一杯!」、「山の景色も最高!」でしたが、流石に飽きました!(爆)

なんで皆さん、飽きないのかな? 自分だけかな? 流石に飽きるでしょ!三日間も見てると。 ^^;

しかし、もう堪らず、上記 鏡平小屋で「宇治金時練乳かき氷 800円」を喰らいました!(笑)
この日はお腹も下し気味でヘロヘロだったので、甘いモノを喰って気合いを入れましたよ。

その後も、新穂までクソ暑い苦行となりましたが、出立から7時間50分でバスターミナルに着き、平湯乗り換え、松本までバス、あずさにて帰還しました。


さて、今回は冒頭でも書いた通り、最初の沢だけは!涼しいし素晴らしかったですが、その後は苦行以外の何物でもありませんでした。
しかし、重装備でこれだけ歩けた事は、かなり自信に繋がりました。1年前から5キロ程痩せたので、どれ程歩けるか試したかったのもあります。
唯のテン泊ハイカーと違い、こちらはロープも登攀具も持ってるから重いんですがねぇ。(苦笑)

まぁ、ともあれ、これ程暑いと、「沢」に絞り込んだ方が良さそうです。

「山」は当面、もう結構です! (笑)



(○´ω`○)ノ**SeeYou**(○´ω`○)ノ




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Jetstream

おはようございます。早速爽快な沢のぼり、滝のシャワーと涼感がただよい爽やかな気分です。!(^^)! 後半はサービスたっぷり、楽しく拝見。(笑)折立から新穂高までテン装備で縦走とは羨ましいです。小舎から新穂高まで8時間弱とは速い早い! テン場でもイビッキーはありですね。三連休の土日の山は激混みだったようですね。私は土曜日日帰りで多くの登山者が登っている中を下りました。記事はまだ先です。(笑)
by Jetstream (2018-07-16 11:10) 

nousagi

重たい装備で大変な山行でしたね。(^^;)
山小屋もテン場も混みこみは避けたいですね。
笹の中のテント、ホッと一息といった感じもありますが
真っ暗な中で一人はやっぱり怖いですよ。
夜中、クマさんにトントンとノックされませんでした?
5キロもやせたとは素晴らしいですね。
by nousagi (2018-07-16 16:49) 

majyo

沢や滝は拝見していて本当にうらやましい
このくそ暑い中でもさすがに山の水は冷たいでしょう

山の方は、荷物も重く珍しくバテたようですね
見ているだけで充分
居ながらにして行ったことの無い山域の写真楽しみました。
3日間のこの季節の山、たいして涼しくないようですね

by majyo (2018-07-16 19:05) 

のら人

Jetstream様
こんばんは!
沢は涼しかったし、素晴らしかったですよ。^^
サービスに最近は?勤めてますからね。
ハッキリ言って結構アルプスの見慣れた光景は飽きました。^^;
その光景では無く、「自らがそこを歩く!」事が大事なんだと思います。
何度でも歩く!何度歩いても毎回少しは違う発見があると思います。
そして、それを次回のボランティアの問題定義に繋げて行きたいと思います。^^
by のら人 (2018-07-16 19:45) 

のら人

nousagi様
重たいです、貧乏なもんですから。^^;
最近、どこでも「このテント貧乏」急増しているみたいです。
自分から言わせれば、「テントバカ」では無く、金があるのにテント場に泊まる悪者!が急増しています。これは、いずれ記事にします。^^ 笹藪の中は落ち着きますよ!なにしろケダモノですからね!^^ 寝こみを熊に襲われた記事なんて、過去に無いでしょ?
だから大丈夫ですよ。是非! ^^
by のら人 (2018-07-16 19:53) 

のら人

majyo様
羨ましい?
行って見ては?多分行けます。
色々分った上で、言います。行けますよ。^^
但し本当に行きたいのなら、プロのガイドさんを雇うのが常套です。
しかし、3000M級でこんな暑いのは久しぶりでした。
東京より日差しは強く、お猿の様に顔が真っ赤ですよ。^^;

by のら人 (2018-07-16 20:00) 

tochimochi

夏はやっぱり沢ですね。
涼味満点のシャワーです ^^
当然また下って赤木かと思いましたが、重装備で縦走でしたか。
炎天下の中お疲れ様でした。
確かに展望は素晴らしいですが暑かったでしょうね。
カキ氷の美味しさがよく分ります。
そしていつの間にか5キロ減量、クライミングも体力も十分ですね。
夏山はまだこれから、8月山行にも期待してます。
by tochimochi (2018-07-16 21:36) 

伊閣蝶

想像を絶する記録に、正直、唖然としました。
これは本当にすごいことです。
さすがだなと、改めて尊敬の念でいっぱいになりました。
それにしても、この時期から既に、テン場ですらこの混みようなのですね。
そろそろ北にも復帰しようかと思っていましたが、少なくとハイシーズンはやめることにします。
しかし、ヤクシ谷は魅力的ですね。
メインコースを外せばまだまだかな。
by 伊閣蝶 (2018-07-16 22:31) 

kuwachan

ゴンドラ、リフトを乗り継いでのお手軽ハイキングが
私には合っています(^_^;)
by kuwachan (2018-07-16 23:07) 

のら人

tochimochi様
そうです!沢です。水です。シャワーです。
皆の憧れ美渓の赤木でビバークは流石に憚れるので、薬師沢の左か右にすれば良かったです。
かき氷は生き返りました。^^
5キロ痩せると流石に違いますね!全然戦闘力が相違します。
まだまだ痩せねば、安全登攀の為に・・・。
by のら人 (2018-07-17 10:02) 

のら人

伊閣蝶様
いえいえ、そんな大それた程のものでも。
お恥ずかしい! ^^;
今から20、30年前とは都会の常識は変わりましたが、それを山においても、都会の常識を持ち込まれるようになりました。テンバや小屋で。^^;
別に構わないんです。自分には「沢」があるので。まだ、選択肢があるうちに寿命が来る可能性が高いので、恵まれている世代かもです。
沢の良さを啓蒙する事によって、逆に自分の居場所を逸するという本末転倒な記事を書いているような気もします。(爆)
by のら人 (2018-07-17 20:35) 

のら人

kuwachan様
旅の途中でご苦労様です。^^
kuwachanさんとは別の世界を生きています。
私はケダモノ。
あなたは人間なんです。(笑)
by のら人 (2018-07-17 20:39) 

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