【浅草岳】7/9 [山]
AM05:36 ネズモチ平PA発
AM07:32 浅草岳山頂着
AM07:53 浅草岳山頂発
AM08:37 前岳→北岳間最低鞍部着発 1397m
AM09:30 北岳山頂着発
AM10:40 前岳着発
PM00:52 ネズモチ平PA着
今回は「サユリスト」たる意地とプライド?を賭けてシーズンギリギリ駆け込みセーフの山行となった。
最近、完璧に外してくれる天気予報屋さんにはプライドがないのだろうか?(苦笑)
飯豊、朝日とかなり迷ったが天気図を見ると中越地方の方がまだマシなため久々に浅草岳へ車を走らせた。
浅草岳の入山ルートは沢山あるが、夏秋シーズンは圧倒的にネズモチ平からが多い。(単に山頂まで最も近いから) ネズモチ平への道路の除雪完了はかなり遅くなるため、ゴールデンウィークあたりの残雪期登山ではムジナ沢から入山する事が多い。
守門岳(左)
雪渓とクレパスと浅草岳(左奥)
無風でくそ暑い!! 湯煙のような水蒸気を上げる、雪渓。
今回見た花は、ギンリョウソウ、ウラジロヨウラク、ゴゼンタチバナ(沢山)、シラネアオイ(雪渓近くのみ)、アザミ、ワタスゲ、タニウツギ、ノウゴウイチゴ、山ツツジ、イワカガミ等々
そして、全国の「サユリスト」を狂喜させる・・・〇〇サユリ。 ^^
本当に新潟の低山は「殺人的な猛暑」でした。途中お会いした地元のハイカーも「目眩がする。こんな事は初めてだ」と体調不良を訴えていた位です。 全国的猛暑日の様で熱中症になった人がかなりいるのではないでしょうか。
それでは、そろそろ・・・。(苦笑)
地元では「姫さま」とか「小百合ちゃん」と呼ばれるこの時期の「花の女王」です。 では、どうぞ。 ^^
毎年「ヒメサユリ」を見るためだけ!に登山する「バカ」は充分「サユリスト」の資格があると思われます。^^;
姫さまは、新潟、福島、山形のみに咲くと云われ、中でも新潟の浅草岳以北で無ければ見れない様です。
故に谷川岳、巻機山等での目撃例は無い様ですね。 勿論、飯豊朝日へ行けば周囲の低山含めシーズンには沢山咲いていますね。 東京近辺の人が一番近いのはやはり守門か浅草、だと思います。
ヒメサユリは前岳から浅草山頂と桜曽根の嘉平与ボッチから山頂方面へポツポツと咲いています。
浅草岳山頂から、奥に越後駒、その左は中ノ岳。
稜線上はアキアカネが乱舞しています。 写真にも数匹写っています。
おかげで、ブヨ、アブの類はほとんどいません。快適です。^^ そのかわり、山頂では「山の守護神青大将」が3匹甲羅干しをしていましたが、近寄ると直ぐに岩穴に逃げられてしまいました。 ^^;
適当に山頂から写真を撮り終え、前岳まで戻ります。
最初のトラックを見れば分かりますが、今回はネズモチ平から浅草岳の往復周回だけではありません。それだけではあまりに距離も時間も短すぎるため、浅草岳を登った後、一旦前岳へ戻りそこから鬼ヶ面山方面へ足を伸ばす事にしました。
本来ならヒメサユリも見たしこれで終わり!の筈ですが、今回はココから!が本番です。^^
多分、この日前岳から鬼ヶ面山方面へ足を伸ばしたのは自分だけでは無いでしょうか。
北岳山頂で一服中に鬼ヶ面山から歩いて来る人を二人程見かけましたが、前岳から来る人には一切会いませんでしたから。
さて、前岳直下の十字分岐路からは少しだけ登って一つ目のピークから最低鞍部まで下ります。
ここからの「道」は素晴らしいです。適度に登山道に山野草が覆いかぶさり、人が歩きすぎて悪路になってしまった今までの登山道とは大違いです。 まさに越後の稜線らしい!「道」です。
但し、エアリアマップにも記載されているようにヤセ尾根危険!箇所があります。一回転びましたよ。^^;
片側が絶壁なんですが、植生が豊か過ぎてその「絶壁」が見えないんです。草で。
そこに片足を踏み入れて絶壁に落ちそうになるのを庇い、コケました。(苦笑)
ウスユキソウ
オオバギボウシ
コメツツジ
人が沢山いた銀座のようなルート上ではお目にかかれなかった花々が次々と出迎えてくれます。 ^^
前岳⇔北岳間は4~5つ程の小ピークがある。 そのピークから浅草岳を望む。
北岳。 あまりにも暑かったので熱中症を恐れ、鬼ヶ面山迄は行かず、手前の北岳迄のピストンとした。
途中小ピークから鬼ヶ面山東面スラブ。
んん!? なんか、先週の「岩の姫様」?が喜びそうな絶壁だ・・・・。(爆)
さて、では本番中の本番?です。 (苦笑)
ここから!です。
どうぞ!
ゼンテイカの咲き始めです。 ^^
右奥ヒメサユリと手前ギボウシとのコラボレーション。
黄色とピンクの百合の競演ですよ。 ^^
これが見れるのはヒメサユリが咲く場所の中でも、ほんの一部の場所だけです。
今回この山域で、この素晴らしい競演を見たのが自分だけ(多分)というのが、また堪りませんね。 ^^;
浅草岳山頂近辺の様に木道ロープ越しに「ポツポツ」では無く、このゴージャスさが良いです。
北岳山頂にて。季節外れのナナカマドの紅葉!?(今回これが一番驚いた)
勿論! 花より団子の、のら人はお土産を忘れる事はありません。 ^^;
新鮮な「ミズ」を少々獲らせて頂きました。「おひたし」にして晩酌のアテに最高です。
飯豊連峰では三国岳小屋裏あたりで何度か黄色とピンクの競演を見てはいますが、浅草岳で見たのは初めてでした。ピンクと黄色の開花時期がダブルのは7月の中旬1~2週間だけなので、このコラボレーションを見たい方は「場所」と「時」の狙い撃ち!が必要です。
「一生に一度は見ておきたい光景」 があるとしたら個人的には、間違いなくこの「競演」がピックアップされますね。 ^^
AM07:32 浅草岳山頂着
AM07:53 浅草岳山頂発
AM08:37 前岳→北岳間最低鞍部着発 1397m
AM09:30 北岳山頂着発
AM10:40 前岳着発
PM00:52 ネズモチ平PA着
今回は「サユリスト」たる意地とプライド?を賭けてシーズンギリギリ駆け込みセーフの山行となった。
最近、完璧に外してくれる天気予報屋さんにはプライドがないのだろうか?(苦笑)
飯豊、朝日とかなり迷ったが天気図を見ると中越地方の方がまだマシなため久々に浅草岳へ車を走らせた。
浅草岳の入山ルートは沢山あるが、夏秋シーズンは圧倒的にネズモチ平からが多い。(単に山頂まで最も近いから) ネズモチ平への道路の除雪完了はかなり遅くなるため、ゴールデンウィークあたりの残雪期登山ではムジナ沢から入山する事が多い。
守門岳(左)
雪渓とクレパスと浅草岳(左奥)
無風でくそ暑い!! 湯煙のような水蒸気を上げる、雪渓。
今回見た花は、ギンリョウソウ、ウラジロヨウラク、ゴゼンタチバナ(沢山)、シラネアオイ(雪渓近くのみ)、アザミ、ワタスゲ、タニウツギ、ノウゴウイチゴ、山ツツジ、イワカガミ等々
そして、全国の「サユリスト」を狂喜させる・・・〇〇サユリ。 ^^
本当に新潟の低山は「殺人的な猛暑」でした。途中お会いした地元のハイカーも「目眩がする。こんな事は初めてだ」と体調不良を訴えていた位です。 全国的猛暑日の様で熱中症になった人がかなりいるのではないでしょうか。
それでは、そろそろ・・・。(苦笑)
地元では「姫さま」とか「小百合ちゃん」と呼ばれるこの時期の「花の女王」です。 では、どうぞ。 ^^
毎年「ヒメサユリ」を見るためだけ!に登山する「バカ」は充分「サユリスト」の資格があると思われます。^^;
姫さまは、新潟、福島、山形のみに咲くと云われ、中でも新潟の浅草岳以北で無ければ見れない様です。
故に谷川岳、巻機山等での目撃例は無い様ですね。 勿論、飯豊朝日へ行けば周囲の低山含めシーズンには沢山咲いていますね。 東京近辺の人が一番近いのはやはり守門か浅草、だと思います。
ヒメサユリは前岳から浅草山頂と桜曽根の嘉平与ボッチから山頂方面へポツポツと咲いています。
浅草岳山頂から、奥に越後駒、その左は中ノ岳。
稜線上はアキアカネが乱舞しています。 写真にも数匹写っています。
おかげで、ブヨ、アブの類はほとんどいません。快適です。^^ そのかわり、山頂では「山の守護神青大将」が3匹甲羅干しをしていましたが、近寄ると直ぐに岩穴に逃げられてしまいました。 ^^;
適当に山頂から写真を撮り終え、前岳まで戻ります。
最初のトラックを見れば分かりますが、今回はネズモチ平から浅草岳の往復周回だけではありません。それだけではあまりに距離も時間も短すぎるため、浅草岳を登った後、一旦前岳へ戻りそこから鬼ヶ面山方面へ足を伸ばす事にしました。
本来ならヒメサユリも見たしこれで終わり!の筈ですが、今回はココから!が本番です。^^
多分、この日前岳から鬼ヶ面山方面へ足を伸ばしたのは自分だけでは無いでしょうか。
北岳山頂で一服中に鬼ヶ面山から歩いて来る人を二人程見かけましたが、前岳から来る人には一切会いませんでしたから。
さて、前岳直下の十字分岐路からは少しだけ登って一つ目のピークから最低鞍部まで下ります。
ここからの「道」は素晴らしいです。適度に登山道に山野草が覆いかぶさり、人が歩きすぎて悪路になってしまった今までの登山道とは大違いです。 まさに越後の稜線らしい!「道」です。
但し、エアリアマップにも記載されているようにヤセ尾根危険!箇所があります。一回転びましたよ。^^;
片側が絶壁なんですが、植生が豊か過ぎてその「絶壁」が見えないんです。草で。
そこに片足を踏み入れて絶壁に落ちそうになるのを庇い、コケました。(苦笑)
ウスユキソウ
オオバギボウシ
コメツツジ
人が沢山いた銀座のようなルート上ではお目にかかれなかった花々が次々と出迎えてくれます。 ^^
前岳⇔北岳間は4~5つ程の小ピークがある。 そのピークから浅草岳を望む。
北岳。 あまりにも暑かったので熱中症を恐れ、鬼ヶ面山迄は行かず、手前の北岳迄のピストンとした。
途中小ピークから鬼ヶ面山東面スラブ。
んん!? なんか、先週の「岩の姫様」?が喜びそうな絶壁だ・・・・。(爆)
さて、では本番中の本番?です。 (苦笑)
ここから!です。
どうぞ!
ゼンテイカの咲き始めです。 ^^
右奥ヒメサユリと手前ギボウシとのコラボレーション。
黄色とピンクの百合の競演ですよ。 ^^
これが見れるのはヒメサユリが咲く場所の中でも、ほんの一部の場所だけです。
今回この山域で、この素晴らしい競演を見たのが自分だけ(多分)というのが、また堪りませんね。 ^^;
浅草岳山頂近辺の様に木道ロープ越しに「ポツポツ」では無く、このゴージャスさが良いです。
北岳山頂にて。季節外れのナナカマドの紅葉!?(今回これが一番驚いた)
勿論! 花より団子の、のら人はお土産を忘れる事はありません。 ^^;
新鮮な「ミズ」を少々獲らせて頂きました。「おひたし」にして晩酌のアテに最高です。
飯豊連峰では三国岳小屋裏あたりで何度か黄色とピンクの競演を見てはいますが、浅草岳で見たのは初めてでした。ピンクと黄色の開花時期がダブルのは7月の中旬1~2週間だけなので、このコラボレーションを見たい方は「場所」と「時」の狙い撃ち!が必要です。
「一生に一度は見ておきたい光景」 があるとしたら個人的には、間違いなくこの「競演」がピックアップされますね。 ^^
2011-07-10 14:08
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コメント(10)
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猛暑でも雪渓の上だけは涼しそうですね。
ヒメサユリ始めて見ました。名前の通り、小ぶりの可愛いユリですね。
ヤセ尾根はたしかに怖そうです。でもそのおかげでこの景観を独り占めできるのですね。
by tochimochi (2011-07-11 07:25)
tochimochi様
この日は体温より暑いのでは!という気温を感じる時がありましたが、幅100メートル位の雪渓だけでは涼を得られました。(苦笑)
ヒメサユリはキスゲと比べると小さな百合ですが、咲くところを選ぶ百合なので意外と我侭な姫様なのかも知れませんね。^^;
ヤセ尾根は少しだけ危険ですが、日本海側の豊かな植生を実感できました。
by のら人 (2011-07-11 19:52)
雪渓・クレパス
いろんな花に出会いましたよね
これがこの時期の登山ですよね
素敵ですね
最近標高の高い山にはいっていません
夏山に向けてプラン中です
楽しみです
by ひろたん (2011-07-11 22:07)
ひろたん様
色んな花と出会いましたよ。
雪も、ありました。
北陸&東北方面はこの時期でも「雪」を楽しめます。
夏山は何処を狙ってるんですか?^^
昨年の奥穂→西穂を読ませて頂きました。次は北鎌か剣北方稜線しか選択肢は無い様な気がしますが・・・。(笑)
by のら人 (2011-07-12 20:43)
北鎌・北方稜線を考えましたが
断念で
今度は早月尾根から劒です
長次郎の頭までいけたらいいな・・・と
思っています
行ったことがあるのでしたら
教えてくださいね^^
by ひろたん (2011-07-16 22:46)
1昨年あたりから、なんとかして行けたらな~と
いろいろと検討したものの
なかなか実現せずです。
花だけでなく、景色も抜群のようで
サユリストならずともやっぱり一度は行かなくては・・・ですね。
by nousagi (2011-07-17 11:05)
ひろたん様
やっぱり! 長次郎のコルまで行けば立派な北方稜線ですよ。^^
そこから分かりやすいバンドがあるので長次郎の頭は難しくは無いです。
「advanced climbers only」を楽しんできてください。
by のら人 (2011-07-18 16:46)
nousagi 様
一度は見たい!ヒメサユリ。 そんな人は結構多いと思いますが、なかなか遠いんですよね。^^; 浅草岳に行くのなら出来れば、ネズモチ平と桜曾根を外したルートが良いと思います。多少は歩かされますが、天候が良ければ絶景と様々な日本海側の花が迎えてくれます。
なによりも、登山道を歩いているだけ!で幸せな気分になれると思います。^^
by のら人 (2011-07-18 16:58)
ヒメサユリ、一度、実物を見たいものです。
by テリー (2011-07-27 10:23)
テリー様
ヒメサユリは流石に「今」は何処も終わってると思います。
是非、来年にでも可能なら、飯豊か朝日へどうぞ。
by のら人 (2011-07-28 18:47)