SSブログ

【菌融庁検査 2022秋~中秋編~】10/22 [キノコ]

DSCN0440.JPG




はい、こんちは。

秋真っ盛りの最中、今年も順調に検査を継続中でございます。^^

先ずは先週の検査から。
上記はツチアケビ。
ラン科。葉緑素を持たず光合成をしない。栄養源は土中の「ナラタケ菌」。ナラタケと共生します。
キンランは葉っぱが緑で青々しているので光合成はしているんでしょうが、やはり地中のイボタケやベニタケの菌根から栄養補助を受けないと成立しないみたいですねぇ。^^


さて、こいつは採取しませんがこの山では普通のアケビが採取出来ていくつか持ち帰りました。




--------------------------------------------------------------------



DSCN0441.JPG
沢沿いの倒木にヌメリツバタケ。
今季二度目の逢瀬。基本的にスルーはしない美味しい菌です。




DSCN0442.JPG
ヌメリスギタケ。
これも基本的にスルーしません。確実に、採取! ^^




DSCN0443.JPG
同行者がヌメリツバタケを捕獲中。その手前に上記ヌメリスギタケ。奥の群落はナラタケ。
良好なモノは全て採取致しました。一つの倒木に美味しいキノコが三種くらい同時に付いていると捕獲も楽だし、なにより初級者には楽しんで頂けますね。





さて、ここからは10/20の捕物帳。




DSCN0446.JPG

灯台下暗し、としか書けませんがね。
自分と同等クラスのライバルは物凄く勘が働きますからねぇ。^^; ヒントは止めました。

で、大物 エノキタケ。極上品。幼菌が多数ありましたので、かなりの量を見置きしました。
来週以降が楽しみ! ^^
帰宅後早速、ナラタケとエノキタケは鍋に投入しましたが、これ位大きな傘のエノキは傘が「甘い!」。砂糖振ってるんじゃないか?と思えるくらい、甘い。本当の美味菌とはこういうキノコの事を言いますね。まぁ、普通の人は一生食する事は無いと思いますけどね。^^;






DSCN0447.JPG
極上ナラタケも沢山生えています。




DSCN0449.JPG
朝日を浴びて川のせせらぎを前にして、朝食を食べます。勿論、自作の玄米弁当。今までは食べるならば総菜パン1個とかコンビニで買っていましたが、自作の玄米や野菜を沢山入れたお弁当の方が圧倒的に美味しいし健康的且つお金も掛からないので。^^





DSCN0448.JPG
弁当食った後、ふと後ろを振り返るとなにやら、凄いねぇ。立ち枯れ木に沢山付いていますよぉ!





DSCN0450.JPG
ムキタケ君ですねぇ。しかし多くが虫の餌食。良好なモノを選別して捕獲。





DSCN0451.JPG
アイシメジ捕獲。




DSCN0452.JPG
シモフリシメジ捕獲。





DSCN0453.JPG
チャナメツムタケ捕獲。


以上、存分な獲物となりました。^^





次は10/22の捕物帳ね。




DSCN0455.JPG
いやぁ!!!
これにはびっくりしましたねぇ。
10/22に桜シメジ。それも幼菌です。自分の35年の菌活歴史の中でもほとんど例がありません。
姫桜かな?とも思いましたが、違います。因みに姫桜もこの日1本採れました。

初心者初級者向けに、ちと「桜ちゃん」の覚え方ね。

全部で5つ。桜5種ね。これを一遍に覚えておきましょう。

サクラシメジ、サクラシメジモドキ、アケボノサクラシメジ、フキサクラシメジ、ヒメサクラシメジ

以上の5種ね。簡単でしょ? たったの? 5種。 ^^
それぞれの特徴はご自分で調べてね。興味ある人はね。 ^^;





DSCN0456.JPG
この日の狙いはやはりクリタケ。但し、中大型のクリタケにも関わらず黄色がかった個体が多くそれらは全てスルー。山に因ってねぇ、結構見つかりますわ。色々あるみたいですが、諸説 エビデンスは無いのでね。危うきは喰わない。^^
所詮クリタケ如きでねぇ、ニガクリ並みの当たりを引き当てたら、死んでも死にきれませんよ。



その他この日の収穫は、ウスヒラタケ、スギエダタケ、ハナイグチ、と大漁のアカモミタケ。




季節外れの桜ちゃんとの出会いも有りましたが、確実に菌融も秋が深まりつつあります。

しっかりと、秋の深まりを「菌」を通して体感してみて下さいな。

紅葉で体感するのは、誰でも出来ますから。 ^^;


是非!



追記:一ドル150円まで円安が進みましたね。^^
1ドル200円とか360円まで進むとか、色々言われてますけどね。
あくまで持論ですけどね、どこまで円安が進むかなんて黒幕以外は分かりません。その黒幕も短期的投機で上下させることは可能ですが、そんな黒幕は前座の黒幕です。本当の黒幕は長期の流れを操っています。その長期の流れを念頭に置く事が大事です。今後は単純に米国の利上げが止まり、米国物価が落ち着き利下げを始めたら、今度は徐々に円高になりますよ。間違いなく。これは理屈だから。その逆だから円安になってるからね。
潮は満ちた後に引き、また満ちる・・・。ただそれだけの事で一喜一憂する事なかれ。^^






(○´ω`○)ノ**SeeYou**(○´ω`○)ノ






nice!(7)  コメント(8) 

nice! 7

コメント 8

nousagi

ツチアケビ、あのゴージャスな花の実がこれですね。
のら人さん、キノコだけでなく、
植物一般も詳しいですね。
キノコは、みんな毒キノコに見えます。(^^;)
by nousagi (2022-10-23 19:48) 

伊閣蝶

ツチアケビ、私はまだ実物にお目にかかったことがありません。
もちろん、普通のアケビは別で、実も(種は多くて面倒ですが)甘くていいけれども、あの皮が絶品!
肉詰めでも油いためでも大変おいしく頂けますよね。
秋の楽しみの一つです。
円安、ここまで来ることはある程度予想できましたし、現在の日本では金融引き締めは取りえない政策ですから、しばらくはこのままでしょうね。
ただ、野放図に安くなるとは思えませんが。
by 伊閣蝶 (2022-10-23 22:39) 

kuwachan

菌融庁検査、今年も順調ですね。
円安、もちろんドルだけでなくユーロもでしたが(^^ゞ
旅行で向こうに行っちゃうと正直なところ分からなくなります。
たまに計算すると、えっ!という状態になりますが(笑)

by kuwachan (2022-10-24 00:00) 

のら人

nousagi様
ツチアケビは不思議な植物且つ、奇異な植物ですね。
植物は普通です。食用キノコは絶対に!間違えませんが。^^

by のら人 (2022-10-24 19:28) 

のら人

伊閣蝶様
あら? まだツチアケビを見た事がありませんでしたか!
アケビの皮は、あの苦みで賛否が分かれますね。
一旦茹でれば苦みがかなり薄くなり食べやすくなります。

>現在の日本では金融引き締めは取りえない政策ですから
その通り。引き締めの道を政府は捨ててしまいました。そしてこの道はもう二度と引き締めが不可能な道です。破滅への道。^^
by のら人 (2022-10-24 19:43) 

のら人

kuwachan様
そうです、順調です。
ユーロも少しだけですが金利を上げましたからね。
日本には既に金利を上げて景気を調整する事が不可能になりました。
次に金利を引き上げる時は、破滅した時だけです。^^
by のら人 (2022-10-24 19:47) 

tochimochi

秋菌が目白押しですねぇ。今回はプロフェッショナル女子との釣行ですね。大漁だったようで何よりです。それにしても菌活は奥が深いですね。
目下の円安、師匠はそう呼んでますか、そのスパンが長いと庶民の生活苦も長引くので非常に気になってます。
by tochimochi (2022-10-24 21:45) 

のら人

tochimochi様
そうです。目白押しの理由は秋菌でも遅れて出てきている菌と、晩秋菌が早めに出ているのが重なり合った状態となっているからです。ちと、珍しい現象ですが、まぁ時折あることです。^^
米国の金利低下に伴いいずれ円高には向かいますがドル円チャートの円高のボトムは確実に切り上がる事が予想されます。これは日本政府が金利を上げる、という真っ当なオペを捨てた事にあります。将来的にはトルコリラの様に「円」の破滅が予想されます。但し政権が野党に入れ替わると逆の動きが出る可能性があります。そしてちと状況が相違しますが英ポンドも同様な事が囁かれています。
by のら人 (2022-10-26 18:22) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。