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【菌融庁検査2020~秋編~】10/3 [キノコ]

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はい、こんちは。

更新をしなくとも、検査は毎週盛んに続けています。^^

上記は9月半ばですね。イグチの仲間でここまで派手に下膨れするキノコは珍しいです。
多分この、オオキノボリイグチくらいかと思いますよ。




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背景が花崗岩の為、同化しているキンチャヤマイグチ。




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若い頃は大好きで、毎年食べていたオニイグチ。
最近は見つけていないというか、観察眼が老化で落ちてきているのか!? ^^;
イグチ科の仲間ではポルチーニ系やアカジコウも旨いが、結構それらに匹敵する旨さである。




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オニナラタケ。


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マムシ。



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今年もウスムラサキホウキタケをゲット。旨すぎる美味菌である。



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カラカサタケの大きさに喜ぶS氏。



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さて、ここからは一昨日。これの群生は久々に見ましたね。
壮観でした。ハエトリシメジ。



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毎度おなじみのウラベニホテイシメジ。



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「味シメジ」の本命兄弟分の釈迦シメジ。


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赤い矢印、全てが釈迦シメジです。
ここのシロ。今年はビッグバン! 大爆発です。強烈な爆発力と旨さ!
幼菌も多く、大量に来週用に残置。



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大漁収穫のサクラシメジ。これもそこそこ爆発。



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周囲を見渡しても、ミズナラのみ。^^

そう、今まで見て食べてきたのは、ミヤマクロカワだったわけ。
これが本物の、クロカワ。
茹でてからの刺身醤油で喰ったが、多少の苦みは残るが、旨みは茹で汁に溶け出してしまったようだ。
次回は、素焼きやな。




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甘い芳香を解き放ち、絶妙の食べごろ状態のウスヒラ。
ここからは昨日の検査。



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左から、シモフリシメジ、ショウゲンジ、ヌメリササタケ。。


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毒菌ネズミと判別が出来ない御仁が多すぎる、情けない事である。



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アイシメジ。



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毒ネズミ。 ^^

これら三種と、クマシメジ、その他似ているシメジ系はかなり混在する。ミネシメジも多い。
確実に判別出来るためには、日々の鍛練以外なし!



そして・・・




カモン!



モンスター!!!!






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4つ。



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長野県 青木村の道の駅では、この時期毎日100パック程度入荷し、それを毎日売り切ると言う。
それが、今年現在、一日4パックしか入荷しないと言う。
それ程強烈な不作か遅れに見舞われている。

その価値は例年の25倍という事である。1本一万円が現在25万円と言う事になる。(笑)


菌融庁は違う・・・。
世間の諸事情など、唯の言い訳に過ぎない。

どんな状況下であろうと、「結果にコミット!」するのが、菌融庁なのである。




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知らない花だ。
※オオビランジかな?多分。



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大量のヤギタケを発見!




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早々と地域共通クーポンをゲット!
しかし、使用できる施設が極端に少なく、全く意味が無い!




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今回モドキも数本ゲットしたが、上の写真。
最右の1本細いのだけがモドキである。
太さ以外、見分けがつかない御仁が多い事だろう。それ故モドキ!なのである。
臭いは無く、細く、加熱すると黒くなる。しかし、本物より味自体は良い。以上が特徴だ。
健闘を祈る。





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先週は稲刈り&はざ掛け。
本日は、脱穀である。



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脱穀中。勿論、ハーベスターを使う。
来週は中生の稲刈り。
月末は晩生の稲刈り、となる。



本日の晩餐は、


勿論、




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吉野家には、頭の大盛り(肉だけ大盛り)、というのがある。

こいつもそうだ。







一流のキノコ師は一流の山師では無い。決して博打は撃たないからだ。

一流のキノコ師は、一流の軍師であり、且つ一流の将軍であるのだ。

諸葛亮孔明の如く、軍略を駆使、敵菌の動きを先回りして読み、戦略→戦術まで決して読みを間違えることなく、それでも裏を搔こうとする敵菌を完全に見切り、最後には完全勝利へ導くのである。
アホなキノコ師はMの様な敵菌に対して鶴翼の陣を組む。
狭い尾根筋で、これでは戦闘どころでは無い。
魚鱗、もしくは鋒矢の陣で敵本陣の一点突破が望ましい。仮にある筈の本陣が無くとも、脇目を振らず、そのまま怒涛の如く突き進み、次の総大将の首を狙うのが常套手段である。
敵菌により、陣形は当然変化するのである。



関羽雲長の如く、Mの様な強力な敵菌との一騎打ちでは負け知らずの武力を誇り、縦横無尽に戦場を駆け巡り、各個菌撃破のみにあらず、各部隊への伝令の素早さから戦術変化まで無駄なく行い、敵菌への追撃の手を決して緩めず、最後には敵菌は諦め、降参。
生け捕りとされてしまうのである。



さて、凄まじく忙しい日々が続いている。

ここまで忙しい秋はかつて無い状況である。

勿論、キノコ狩りも忙しく活動している。
先日は13名も素人を連れて山を練り歩いた。キノコ入門編である。
13名全員に対し、それ相応の量の美味しいキノコを採らせることは、一人前のキノコ師ならばどれほど難しい事かが想像出来るだろう。
それをやってのける事が、プロの技なのである。(無料でやってるけどね。(爆))

来週も、再来週も、その次の週も、キノコ勉強会は開催される。
吐き気を催す多忙さである。
しかし、ヤル気と情熱を持った以上、素人とは言え、ぞんざいな扱いをしてはならない。
菌界の未来を託す人間を一人でも多く育て上げねばならない。


更に、稲刈り&脱穀作業も毎週続き、且つ畑の開墾作業も同時に行わねばならない。


しかし、ここ数か月の減量が上手く成功したおかげで、体が軽い。
山行スピードもかなりアップしている。
それにつれて基礎体温もアップしており、全くウィルスの類は寄せ付けさえしない体力を身に付ける事が出来た。


今年は遅れに遅れて、まだ、秋菌は出始めたばかりである。

これからだ。

これからの時期は特に集中力を切らすことなく、敵菌に対峙。

そして存分に戦い多くの戦功をあげて頂きたい!


以上!




(○´ω`○)ノ**SeeYou**(○´ω`○)ノ




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コメント 10

nousagi

諸葛亮孔明まで出てきましたね。(^^;)
キノコ入門者を大勢引き連れて
マムシなんぞもいるようなところをあちらへこちらへと。
凄いですね。(^^)
今は農家(?)はとても忙しい時ですよね。
刈り取られた稲が並んだ田んぼのあぜ道は
真っ赤な彼岸花で綺麗です。
by nousagi (2020-10-04 10:20) 

のら人

nousagi様
出てきましたよ。孔明。^^
あ!自分は農家ではありませんよ。
ただの自給自足です。(笑)
曼珠沙華は今咲いていますね。
農家にとっては、モグラ避けですね。
by のら人 (2020-10-04 17:41) 

kuwachan

見たこともないキノコが次から次へと登場でびっくりです。
まるで図鑑のよう。
秋の菌融庁検査は順調に進んでいるようですね^ ^
M様もゲットされたようで羨ましいです。
今年は1回でも口にすることができるか、私の当面の課題ですf^_^;)
by kuwachan (2020-10-07 12:37) 

のら人

kuwachan様
そうです。
きのこ図鑑。^^
凄ぶる順調で、今日も大量の釈迦シメジをゲット致しました。
M様は先週と今週末が一番良いと思います。
是非、国産のM様を秋には食してくださいね。
香りが断然違いますから。^^
by のら人 (2020-10-08 16:57) 

Jetstream

こんばんは、多忙なようですが充実した日々を送られているようで何よりです。Mをはじめ美味のキノコ、しっかりと収穫 結果を出されるのは流石。きちんとした戦略と知略でのサクセスですね。プロセスもなく、たまたま結果オーライ。こんなことがまかり通ってるんで日本はダメですね。菌融庁を見習ってほしいです。
by Jetstream (2020-10-08 23:37) 

のら人

Jetstream様
こんばんは。
はい、大変充実しております。^^
自然に対する素直な観察眼からの流れで、様々な疑問等を山歩きの中で一つづつ解決していくと、一本の筋がその戦略に対し通ります。
後付けですね。しかし次回が初めて先付け可能になります。
経験と失敗からの反省から学ぶ、と言う当たり前のことが全く出来ていない現代日本社会にはクライシスしか感じません、^^;
by のら人 (2020-10-09 22:29) 

mikipom

ししょう、こんにちは。
さすがはししょう!25万円ゲットとは恐れ入ります。
こちらはなかなか天気とスケジュールが合わず、1回だけ10月に菌融調査にでかけましたが、みごとな惨敗でした。(小指くらいの1個ゲットしたので、時価250円くらいかしらん。)
ところで、ひさびさの訪問となってしまいましたが、農業始めたんですね。

by mikipom (2020-10-10 16:23) 

のら人

mikipom様
こんばんは。
Mはやはり遅れて発生してきたようで価格も今は落ち着いています。
台風明けの今日辺りまた行ったのかな? ^^
そうです、始めました、自給自足分だけの商売では無い農業。
ポイントは、畑で野菜、田んぼで米の両方やっている事。
そしてその二つの借地代が激安である事。物凄いラッキーでしたが、ツキを呼び込むのも、何事も始めようと言う行動力が全てである事を痛感しています。^^
by のら人 (2020-10-11 18:19) 

テリー

松茸は長野は不作のようですが、岩手は、例年の10倍以上とれているそうです。我が家も、たまたま、筑波の市場で、安く(普通は数万円するものが7000円で)、購入できました。
by テリー (2020-10-19 19:05) 

のら人

テリー様
岩手は豊作の様ですね。
自分の弟子には、何処の地方の産地直売所でも松茸を買わないよう注意喚起しています。欲しければ自分で採る事。なぜならば、反社会勢力の方々がロンダリングの上、福一の近くで採れた高放射能入りの松茸を流し続けてるからです。皆さんもそれを掴まされているかもしれませんよ。^^
by のら人 (2020-10-20 18:38) 

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