SSブログ

【菌融庁検査2020 梅雨中】7/16 [キノコ]

CIMG8674.JPG




こんちは。

さて、上記はシオデ。
シオデの季節ですな。しかし、このシオデは5月にも採ってます。

なぜ、また季節なのか? これはシオデの生態と生えている場所や植生により変化するからです。
興味ある人は自らの力で調べてみましょうね。(笑)

今の時期の山菜と言えば雪国の根曲り竹とシオデくらいしかありません。
それを、夏キノコと合わせて料理すれば梅雨を吹き飛ばす逸品、が出来上がりますよ。是非!



------------------------------------------------------------






CIMG8675.JPG

さて、先週今週と2回の菌調査の結果を記しましょう。
上記はウラグロニガイグチ。
場所は北高尾山稜ですが、この菌に出会ったのはこの場所では初めてですな。
それも、この日はこの菌が最も多く沢山生えていましたね。
菌種が変化するんですな。その年によって。まぁしかし、この菌は最近毒指定されているので喰いませんがね。昔は結構喰いましたが当たった事はありませんけどね。 ^^





CIMG8676.JPG
これは毎年よく見る不明菌。まぁ当てはまりそうな菌種はあるんですけどね、どれも毒なので特に同定を急ぐことはしません。ワカフサタケの系統で間違いは無いですな。多分、オオワカフサタケかな。





CIMG8677.JPG
キマシタ! モドキ! ^^
ポルチーニ、モドキ!

ヤマドリタケモドキ、ですな。味はポルチーニですよ。広葉樹林帯に生えるから、モドキね。
高級菌です。しかし柄が完全に蛆虫だらけで、パス! ^^;
針葉樹林帯のポルチーニはキノコウジにやられるのを見た事は全く無いんですけどね、広葉樹林帯のモドキはかなり高い確率で採取時期が遅れるとウジの餌になります。タイミングが大事ですね。




CIMG8680.JPG
多分、今まで出会ったタマゴの中で最も太い柄を持ってます。最大級。
タマゴはこの日は豊作でした。やはり菌は雨次第です。長雨だろうが関係無し。空梅雨ならば発生さえしません。




CIMG8682.JPG
天狗系も生えてきてます。



CIMG8683.JPG
ノウタケの幼菌も沢山生えてました。



CIMG8686.JPG
キイチゴはとっくに終わってますよ。^^
ならば、この実は???
コウゾ、ですな。甘いですが、雌蕊かな?それが口の中に刺さり痛いですよ。(笑)
ちなみに、コウゾとミツマタは和紙の材料ですねぇ。

年金暮らしになってから、知識を付け始めたのでは遅いと思います。可能な限り若い時から学ぶことです。自分もまだ10年以上は年金を貰えません。 ^^





CIMG8689.JPG

タマゴタケ大量投入!鳥団子とシオデマヨネーズ カレー  ^^

最近カレーばっかですな。(爆) だって簡単で美味しいし洗いモノも最小限だしね。
白っぽく見えるのは全てタマゴタケです。意外と旨いんですわ、これ。 





CIMG8690.JPG

さて、昨日はK氏と山梨の低山へ。
早速のポルチーニモドキ! ゲット! ^^



CIMG8693.JPG
そして、アカジコウ! 最高級菌!

室生 犀星、ご存知ですか?
金沢に室生犀星記念館があるほどの、詩人・小説家として有名ですね。

その室生 犀星が軽井沢に住んでいた時に、

「キノコの第一はマツタケにあらず。アカジコウなり。」

とまで言わしめた超高級菌がアカジコウなんですね。 ^^

イグチ系の中では「味 筆頭格」ですな。一度はご賞味を! って、売ってませんけどね。希少であまり採れませんから。 (笑)





CIMG8694.JPG
霧にむせぶ山とK氏。 ^^
この長梅雨の山も幻想的で良い味を出してます。キノコも豊作だしね。




CIMG8695.JPG

CIMG8696.JPG

典型的なイッポンシメジ。 毒。 またの名を「名人泣かせ」。

クサウラベニタケならば、簡単に判別出来ても、これが食菌のウラベニホテイシメジに紛れ込む可能性がありますからねぇ。
上記した3種を完璧に判別出来無ければ、単独でウラベニホテイシメジを採るのは止めておきましょう。いずれコイツに当たり、もがき苦しむ事になります。 ^^




CIMG8697.JPG

CIMG8698.JPG

K氏が変なモノ?を発見しました。
木で突くと、数秒の時間差後に煙の様な胞子を出しました。まるで生き物の様で凄く気持ち悪いです。
周囲に数株あります。初めて見ました。

早速帰宅後に調べ上げました。ミミブサタケ。希少種だそうです。
未だに未知の気色悪い菌が存在するんですねぇ。だから「菌」は面白く奥が深いんですな。^^
コイツは、目の前で手を叩くだけでも反応し、数秒後に煙を出すそうです。この時間差が物凄く気色悪いです。ホコリタケみたいに物理的に圧力を掛けて、押せば胞子が出る、では無いですから。
生きてるんですよ、コイツは。この時間差のメカニズムを是非とも解明したい所です。




CIMG8699.JPG

CIMG8700.JPG

そして最後にまたまた、室生犀星のアカジコウを追加!!! ^^
このサツマイモ同様の傘色。キメの細かい黄色の管孔。そして傷つくと青変。黄色の柄にキメ細かな網目模様。以上がフィーチャーです。


今年の梅雨はキノコ豊作から始まりました!
この調子で盛夏、秋も豊作を願いたいところです。 ^^




さて、今回も山小屋の話題を少々。


今年は富士山は入山禁止で、それに次ぐ高峰の北岳も入山禁止ですね。
北岳に簡単に登れる交通手段も全てシャットアウト!排除!ですな。
ここまでやると、第三位の高峰、穂高に人気が集中しディスタンスお構いなしの「超三密」は間違いなし、と言ったところ。(爆) どうなりますかな? ^^

南アルプスは農鳥小屋のみは不明(あの名物親爺に直接電話すれば分かりますが、電話する気も無し)で、それ以外の営業小屋は鳳凰系と甲斐駒七丈小屋以外は全て休業です。
元々の避難小屋の性格の小屋は冬季同様一部開放してますが先週掲載した様に三伏小屋みたいな所もありますから入念に調べてからの入山が必須ですな。
そんな中、大門沢小屋は今年は休業ながらも、


※避難小屋、テント場、水場等はこれまで通り無料で解放いたします。
 もし入山する方がいらっしゃいましたらソーシャルディスタンス、各々の体調管理を徹底して頂き安全登山でお願いいたします。


素晴らしい対応ですね。 ^^

奈良田のPAに駐車すれば、バスが不通でも徒歩で登山口まで歩ける距離ですからねぇ、ここは。

今年になにがなんでも!北岳に行きたい人は、ここを基点にすると良いかも。更に農鳥小屋が営業するならば、更にアクセスは良くなりますが。さてさて。(苦笑)
自分は北岳に行く予定は無いですが、もし行くならば上記ルートか昨年超えた三峰川岳沢越から野呂川越で行く事になるでしょうねぇ。 ^^
但し最後の最後で北岳にアクセスする全ての登山道が「通行禁止」と一応なっていますので、どうなんでしょうねぇ。(笑)


巷では、「都民のみ! GO  TO  キャンセル! キャンペーン!???」 (爆)

盛り上がってますねぇ。 ^^

別にどうでも良いけど、使えるならば使うし、安いから。都民じゃないし。 ^^

米国は7割の人間がサービス業に従事しています。
日本もそんな割合でしょう。
以前にも書きましたが、職業に貴賤は無い、と信じたい自分がありますが、それでもサービス業だけは、どうしようも無くリスキーであると感じます。
強い誇りを持って仕事をされている方々も多いでしょうが、根本的な部分で専門的では無いんです。(誰でも出来る)
旅行等観光産業、その他サービス業で働いている若者で「将来を迷っている」人には可能な限り早めに転職では無く転業をお勧めします。 ^^



(*´Д`)ノ~~☆:.・*.See.:you.:♪・*.:(´Д`*)ノ~~☆






nice!(11)  コメント(8) 

nice! 11

コメント 8

kuwachan

今年は雨が多いのでキノコもニョキニョキですね。
うちのミョウガも凄い勢いで生えています。
あっという間に花が咲いちゃって、収穫が追い付きません。
by kuwachan (2020-07-19 11:14) 

tochimochi

タマゴタケはもう出てるんですね。
雨が多いと菌は豊漁ですか、それにしても晴れないと山に行く気にならないです。
サービス業はリスキーですね。
でも豪雨災害で道路も田畑もズタズタ、こういう事が毎年続くと日本が大丈夫かと思ってしまいます。
by tochimochi (2020-07-19 17:14) 

のら人

kuwachan様
うちもミョウガが本日大量に採れました。^^
あと枝豆も収穫し、今食べてます。
今日は天気予報が完全に外れたので、気持ち良く田んぼの草刈をしていました。
by のら人 (2020-07-19 18:39) 

のら人

tochimochi様
タマゴは既にガンガン出ています。第一陣は既に過ぎ去り今は第二陣と言ったところ。サービス業はリスキーですが誰でも何時でも簡単に始める事が出来ます。自営でも勤め人でも。年取ってどうしようも無くなってからでも充分ですね。(苦笑) 豪雨災害についても色々言及したい事があるんですが、因みに自分の田んぼと畑は現在の所、全く無害です。^^
by のら人 (2020-07-19 18:53) 

Jetstream

カレー美味しそう!! 
これからどういう世の中になるのか、ふと考えてみることがあります。仰るように、これからは専門性を高めるとか特化する(=プロ)方向でないと生き延びれないでしょうね。
by Jetstream (2020-07-20 14:37) 

のら人

Jetstream様
キノコカレーは特に旨いですね、種類を問わず。^^
今後はAIに置き換わる業種が増えて行く事と思われます。
そんな中で欧米で言う「チップ」を貰えるような職業は無くなることは無いとも思えますが、しかしそんな職業に若い内から着くのは?と思います。(苦笑)
by のら人 (2020-07-21 06:38) 

nousagi

コウゾの実、木いちごみたいですね。
私は間違えるかも・・・(^^;)
口に入れてみれば違いがわかるのかな?
タマゴタケ、今度、カレーで試してみましょう。(^^)
by nousagi (2020-07-27 17:48) 

のら人

nousagi様
そうなんです。キイチゴそっくりです。
コウゾは普通の木で棘がありません。イチゴは棘がありますから見分けは簡単です。コウゾの木は結構な高木にもなります。
タマゴは採れる場所により味の違いが顕著ですから、カレーに入れるのは無難な対策となります。更にポルチーニ、アカヤマドリ等の夏イグチも同時に入れると最高に旨いですよ。^^
by のら人 (2020-07-28 18:35) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。