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【菌融庁検査2019秋 前篇】9/25 [キノコ]

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9月上旬、アカヤマドリ。夏菌です。



はい、こんちは。

菌融「秋の戦い」、に突入した筈なんですけどねぇ・・・。

秋が来ませんねぇ。一向に。 ^^;

朝方、1日だけ涼しい寒いってのじゃ、駄目なんですよ奥さん!
最低三日連続で寒くないとね、秋菌は生えてきません。って事で、山の標高等気象条件により、やっと秋菌の触り程度、ようやく先週から確認出来るようになりました。




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先の、アカヤマドリと言い、このタマゴと言い、今年は夏菌さえ冴えず、大変遅れていました。
梅雨に場所により僅かに発生、本来梅雨から夏を賑やかに彩る菌達は、見る影もありませんでした。
それらの発生がやっと、9月から。 ^^;




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9月中旬。 毎年通う定点観測地点へ、弟子を連れて同行しました。
そして上記をこの場所で初めて見ました。驚愕!です!

自分も菌人生で二回目の出会いと言う、希少貴重な菌でございます。
先に掲載した、タマゴですよ。その黄色版、キタマゴタケ。
昔はタマゴの変異種とだけ、でしたが昨今根本的DNA解析から相違が発見され、完全な別種となりました。
このショッキングイエローの色は、猛毒タマゴタケモドキでは決して出せない色合いですね。
新鮮なタモギタケに近い、否もっと鮮やかな黄色です。




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定番の釈迦シメジ。



その後はソロでゆるりと源流野宿を楽しみに行きました。 ^^


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日光岩魚。


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ヤマトイワナ。
久々にこいつに会いたくなりましてね。やっぱり、日光とは全く違いますな! ^^
当然、場所は秘密。


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命の洗濯ですなぁ。

しかし、菌融もしっかりと!と言いたいですが、まぁ最悪ですな。遅れているのか、単なる不作で終わってしまうのか!? 微妙な所ですな。今年は。



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なんとかウラベニホテイシメジを2本ゲット!あとは夏菌チチタケがまだまだ生えてますので、2種のみゲット。


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ウラベニ君を切ります。ヒダが成長すると赤っぽいですね。このヒダはオイル系と合わせるととても美味しいです。素焼きだとパサつきます。柄はどちらでも美味しいですよ。


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チチタケを炒めて、出汁がでたら破棄します。その後、アーリオオーリオへ。


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ウラベニ君とアスパラのアーリオオーリオペペロンチーノでございます。
絶品でしたな! ^^



さて、でやっと昨日の記事です。^^



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1本勝ち!
やっと、初物が出ました。(笑)

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このくらいね。



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これも定点で決まった箇所決まった立ち枯れ木に毎年付きます。
ヤマブシタケ。


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こちらも同様の生態。良く見ると山伏とは違いますよね。サンゴハリタケ。
調理法も全く、別にするべき菌です。触れば、持てば分かりますよ。写真だけでは分からないのが菌融の奥深さですよ。 ^^




さてさて、この日の晩御飯は、またまた庶民的?!に行って見ましょう! ^^



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島根県産天然真鯛のポワレ サンゴハリタケソテー添え

サンゴハリタケはカリッと焦げ目がつく感じまで。 フライドにしても良いです。
そもそも水分の少ない菌種ですので、それを生かします。




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愛知県産ハマグリとヤマブシタケの潮汁

ヤマブシタケはサンゴハリタケとは対極であり、とても水分が多くジューシーでございます。
故に、汁物一点選択でしょうね。プリプリでとても美味しいですよ。 ^^




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庶民的で控えめな???  〆ご飯  (笑)

※今年はやはり不作の様です。東京では高値が高値を呼び、現在キロ25万円迄跳ね上がったとの事。
って事は、今回の1本100gで25000円ですか。(爆)




さて、皆さん如何でしたでしょうか?
単なる遅れか、それとも不作か?
たとえ不作と言えど、菌融のプロである菌融庁は的確に次々と敵菌?を撃墜して参ります。


次回もお楽しみに! ^^


ヽ(*・∀・)**SeeYou**(・∀・*)ノ





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コメント 10

kuwachan

M様ゲットおめでとうございます。
最後のゴハン、思わずごっくんしてしまいました。
先日うなぎを食べに行った時の先付けに
ほんのカケラが入っていまして、食感と香りを楽しみましたが
この大胆なカットを見るにつけ、羨ましすぎです。
by kuwachan (2019-09-26 12:42) 

のら人

kuwachan様
有難うございます。
とても美味しく頂くことが出来ました。
自然の恵みの感謝ですね。^^
欠片程度では、満足できませんよね。><
是非、眩暈がするほどの量をお召し上がりくださいな。
by のら人 (2019-09-26 16:07) 

撮影係

キタマゴは見たことありません。でもシャカもウラベニも見たことありません。シカキン(ヤマブシ)は酢の物で食べると食感が美味いですね。これがヤマトイワナですか刺し身でも美味いんでしょうね。
M様、今年は本数は駄目な感じですが、我が隊にも幸運が訪れてほしいです。(気持ち的に頑張ってもM様が採れるわけではありませんね)
by 撮影係 (2019-09-26 18:54) 

tochimochi

そうですか、今年は遅れてますか。
キタマゴタケというのもあるのですか。
柄の模様が無いところからタマゴとは別種に見えますね。
私も先日少々採ってきました。
さすが菌融庁、色んなレシピもさることながら、やはりM様ご飯ですね。
よだれが出ます ^^;
by tochimochi (2019-09-26 20:47) 

nousagi

ほかのものはわかりませんが
タマゴタケはかなり遅れていると
タマゴタケ好きの山友が言ってました。
量もまだかなり少なめとか。
いろいろ知識があると、楽しみも人一倍ですね。(^^)
by nousagi (2019-09-26 21:04) 

のら人

撮影係様
そのうちに巡り合えるでしょう。山伏は食感が面白いですよね。
ヤマトは意外な所に残っています。但し、人がわんさか入渓する箇所には絶対にいません。^^ 両俣小屋に泊まるようなウェーダー履き君が入渓する簡単な場所ね。絶対にいません!(笑)
Mは忍耐ですね。^^;
by のら人 (2019-09-27 09:15) 

のら人

tochimochi様
遅れているか、そのまま不作で出ないか。どちらかです。但しそれは菌根菌に関してであり腐朽菌は別です。キタマゴですが、写真では分かり辛いですが、黄色いダンダラ模様ですよ。タマゴのだんだらは傘の赤が入りオレンジ色の為、分かり易いですが猛毒との判別はヒダの黄色が確認出来ればOKで簡単ですよ。秋はM王様ですよ!^^
by のら人 (2019-09-27 09:20) 

のら人

nousagi様
そうですかそうですか。
皆さんお好きな人は気付きますね。^^
量ですね。毒を含めて全然少ないですよ、今年は。
菌融は正しい知識が豊富に必要な学問でありますよ。それさえ会得すれば高級菌含めて自由自在です、是非!
by のら人 (2019-09-27 09:25) 

Jetstream

おめでとうございます。秋シーズン、幸先いいですね。
今日大弛から金峰を往復しましたが、結構キノコが生えてました。多分ゴミの部類だと思いますが、急に寒くなったからですかね?
楽しみな季節到来ですね。
by Jetstream (2019-09-27 22:13) 

のら人

Jetstream様
有難うございます。
不作と遅延の中、様々な方向性から菌融に対しアプローチを続けております。^^
大弛も名産地ですからね。是非採取してみてくださいな。
by のら人 (2019-09-29 11:15) 

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