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【魚野川 小ゼン沢下降+小平沢遡行】8/24~25 [沢・谷]

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全体図


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沢の図


ハイ、こんちは。 ^^
あれ??? またまた変態山行に戻ってしまいましたねぇ。(笑)

魚野川と言えば、信濃川水系に二つあります。一つは皆さんが良く知っている、魚沼郡を流れる魚野川。源流は谷川岳に発しますね。
もう一つが西側の中津川の源流域の魚野川ね。今回はここの源流域の遡下降を楽しんできました。

沢屋さん達が良く参考にするブログは大抵決まっていくつかあり、自分もご多分に漏れず参考にしています。その中で今回の参考書は

http://sonosoranoshitade.web.fc2.com/sonosoranoshitade7-1/page024.htm

故ひろた氏の記事です。
この方は2年以上前に単独沢行中に滝から落下してお亡くなりになってます。
あぶねえ山屋さんが妙義の星穴でお亡くなりなってから数年毎にこの世界で有名な方が逝ってしまいます。大変悲しく残念な事ですが、攻め続ける強者にはある意味仕方の無い事とも言えます。(しかし惜しい人ばかり亡くなる ><)

因みに、今回の参考書の上記記事の遡行図&概念図が少々間違っていると思われますので掲載しました。(HP上の写真付き文中記事はあってます)上記の遡行図&概念図では馬止から稜線まで現在の登山図での破線道を登り、五三郎沢小屋から小ゼン沢左俣から下降していると書かれてますが、記事中の写真と記事内容を良く読むと、今回の自分のルートで魚野川本流まで下降したと思われます。興味のある方は見比べて下さいな。 ^^


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8月は天候が不安定で、遠征予定を組むのが儘ならぬ状態でしたので、日帰りで近場の山を歩いていました。本記事に行く前に先ずね。


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右のはつぼみ。

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横から見てます。

なんすか!?これ。葉っぱは無いようです。すると、ラン? しかしこんな形のランは知りませんねぇ。これがもっと花が開くと解るのかな? 因みに箱根の山1000m近辺で咲いてました。
※ヤマナンバンキセルでした。



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これも近場の山の下りで沢沿いに群生地があり、そこで採りました。取りきれない程生えてましたよ!


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卵、梨、パストラミビーフ、そしてミョウガの冷麺です。茗荷のパンチが効いてウマウマですよ!^^



さてさて、それでは本編行って見ましょうねぇ。



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白根開善学校の直ぐ先にこのゲートがありますので右側に駐車します。


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活火山が見えておりますねぇ。 ^^


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ハイ、稜線到着。 ここから、ひろたさんの記事で書いてある通り野反湖寄り10mで水線水場方向へ下降出来ますので、ズンズン降って行きます。


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初めはこんな感じね。


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左岸から白い水の滝。これは明らかに悪水ですな。硫黄成分かな? 多分この水のせいで小ゼン沢上流部は岩魚が住めないんだと思います。


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ズンズン下降しま~す。
ラバーソールだと沢床の岩が結構滑るので慎重にね。


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水量も増えて見応えが出てきます。


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魚野川本流に着きました。
本流の手前にネジレゼン(ゼンとは滝の事)があり、それを落ち口から眺め、左岸に渡渉すると根曲り竹の藪に踏み跡があり、僅かな距離で本流へ達してしまいました。この位置からは本流に掛かる燕ゼンが見えなかったのですが、まぁ特に興味も無いので本流の遡行を開始。しかし、またまた僅かな距離で本流左岸にテンバ適地があったので、13時位ですが早めに幕としました。^^


明けて翌日。
魚野川本流を暫く遡行します。

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ナメナメ~。


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上流側から。左から流れ込むのが庄九郎沢。
しかし、ここの本流は源流域とは思えない程、雪シロも既に無く、平水にも関わらず水量豊富ですな。渡渉中にパンツまで濡れる始末。^^; 最近は濡れないように臆病風に吹かれながらの沢遡行が多かったので少々反省です。但し、北向きに流れる沢なので日中晴れていても夏なのに濡れると結構寒いです。それが玉に傷。
また、岩魚。ウジャウジャ走ります! 凄い数! ^^
岩魚が少ないと言う記事もあるので聊かビックリ。こんな源流域の岩魚は釣らずに後世に残しましょうね!



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ほんまに渓相が良く、とても楽しめます。 ^^
花は沢沿いらしく、ソバナ、トリカブト、黄色系はオタカラかメタカラ、キリンソウ程度。



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お!庄九郎ゼンが見えて参りましたよ。 ^^

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至近から。

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左岸巻き中から。
滝壺近辺は凄く寒かったですよぉ~。 ^^;



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上のゴートと呼ばれる場所。大岩が並んでいます。
ここは右岸からは難しく左岸側から攀じ登ります。


そしてゴートを抜けると、直ぐに右岸から小平沢が流れ込み、魚野川本流からオサラバします。
今回、本流の南ノ沢遡行も考えましたが、帰路がかなりの距離になる為、ヘタレらしく最短距離で遡行しま~す! ^^;



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小平沢で最大かな?5m。左岸から簡単です。泥だらけの古い虎ロープがありました。 ^^
1:1の二股はこれも最短を選択で、当然左俣です。



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日が当たると綺麗なんですけどね。小平沢は小ゼン沢よりも下降が簡単なのでは、と思う程簡単な沢でした。
そう言えば、単独で(ソロイスト等を使用!)果敢に滝の登攀にチャレンジする方々は、初めて沢屋の中級OR上級と言えるレベルと常々自分は考えています。
対して自分の様な、滝を攻めないヘタレ野郎は、いくら頑張っても初級レベル止まり!と考えています。
そして、自分は永遠に初級者で良いと考えています。(死にたくないからね)^^
昨今、ウォーターウォーキング等が少しは見直され、流行る?迄はいかないとは思いますが、人口が増えつつあるのかな?
以前も書いた事がありますが、自分は沢での必要な技術を昔、結構シツコイ位?叩き込まれています。
複数人数でならば難しい滝も登ってました。しかし、単独では御免蒙ります。(苦笑)

普通のハイキングしか知らない方々が、単独でウォーターウォーキング程度から始める人が増えてくるのは良い事だと思いますが、沢の基本を知らずに始めるのは非常に危険な事だと思います。
最低でも、

・沢!でのルーファイ能力&経験値
・人口登攀(エイドクライミング)技術

上記二つは単独で沢を始めるならば、絶対必要だと思います。たとえウォーターウォーキング程度であっても。
ルーファイ能力&経験値に関しては、これは近場の超簡単と言われる沢で経験を積むしかないでしょう。尾根のバリ歩き程度とは次元が相違致します。難滝を目前にして、左右どちらから巻くか? 右に行き危険と判断し左へ行き、また危険。戻り、また熟考。結局水線突破等。自分なんかも今でも沢中を常にウロウロしています。(爆)
大事な事は、危険かも?と思ったら勢いで行かず、一旦戻る事。ヘタレ=死なない事、です。^^

そして、人口登攀技術。なんか難しそうで偉そうな単語ですが、これは実は更にヘタレ技術で「チョンボ」の事です。(笑)チョンボこそが命を救う!のです。左右高い側壁のゴルジュでちょっとした2~3メートル位の滝に出会う。良くある事です。高巻きはかなり戻って大高巻になりそう。時間的にも低い滝ならば突破したい。この時、複数人数遡行ならばショルダーとかで一発突破可能ですが、単独ではそうは行かない。そんな時に単独ならば、手頃なリスにハーケン一発ブチ込んで、スリングをアブミにすれば、あら簡単突破!なんてザラなんです。スリングを繋いで数段のアブミにすればより高い滝も攻略可能です。フリークライミングが昨今流行り、ジムのボルダーで2級位登れれば相当上手いと思いますし、スタイリッシュなボルダー技術も沢では役には立ちますが、ヌメヌメの岩の滝を前にしては全く持って無力です。^^;
あくまで個人的見解ですが、最低限のロープワークとチョンボ技術はしっかりマスターしてから、ウォーターウォーキングを始めた方が良いと思います。懸垂だけ出来ても危険ですよ。



さて、小平沢の詰めですが、10分位根曲り竹の藪漕ぎをしましたが、ここの根曲り竹は細いです。
細いから全然楽ちん。(沢屋からすればね。^^;)本流北ノ沢なんかの詰めがキツイのは根曲り竹が太いからです。稜線歩いていれば分かりますが、細い群落と太くて固い群落があります。



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稜線に着きまして、横手山。


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登山道の上りで目星を付けておいた、チチタケ!
取られずに、ありました、ありました! ヒャッホー!!! ^^


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大小合わせ17本。 ^^


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チチタケは独自の濃厚な出汁が出ますが歯ごたえがボソつきますので細かく切って、油で炒めます。
更に油で炒めたナスを合わせて、美味しい麺汁に仕上げます。
この後は、この時点でまだ未完成なので写真は有りません。残念! ^^;



今回は、天候にも恵まれ雨一滴降らず、爽快な沢の遡下行でした。
昔、中津川の下流域や雑魚川には一度釣りで来た事がありましたが、源流域の魚野川本流は素晴らしい所でした。近年関東では見られない本物の沢でしたね。
お土産の夏キノコの代表格チチタケもそれなりに採取出来、とても美味しい沢旅になりました。

また、好天の土日にも関わらず、そして害虫も少ないかなり人気のある沢であるにも関わらず、誰一人にも会いませんでした。一般登山道も含めて。(笑)
一泊二日の魚野川遡行ならば、万年ヘタレ初級単独沢屋にとっては!存分に満足出来る一本です。

皆さんも是非! ^^

(○´ω`○)ノ**SeeYou**(○´ω`○)ノ




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コメント 10

tochimochi

素晴らしい沢旅ですね。
水がきれいでシャワークライムも堪能したんでしょうね。
昔の武勇伝、ゴルジュでの滝攻略テクニックも大いに参考になりました。
でも誰にも会わないというのは寂しかったですね。
さらにチチタケもお土産にされるとは羨ましいです。

by tochimochi (2019-08-26 20:46) 

のら人

tochimochi様
寒いので、シャワーなんて浴びれませんよ。^^;
この日登山道の麓ろ六合部落で気温16度でしたから。
うすら寒かったです。
既に秋の気配で、チチタケから秋の本格的菌融へ一直線!です。^^
by のら人 (2019-08-27 06:37) 

nousagi

13時に早々とテン泊を決めてしまったら
何をして時間をつぶしたのだろう・・・
なんて考えてしまいました。
泳ぐには寒すぎなんですね。(笑)
by nousagi (2019-08-27 16:34) 

伊閣蝶

魚野川といえば、岩菅山あたりに出かける折、非常に気になるエリアですね。
面白そうだなと思いましたが、足を踏み入れたことはありません。
記事を拝見して、やっぱり面白いんだなと改めて感じ入りました。
ところで、単独での沢歩きの基本要件、激しく同意です。
云うまでもないことですが、私は懸垂下降の用意も必ずしてはいります(退却も想定して)。
さすがにA1以上の人工登攀は考えませんが、A0は積極的に使います。
場所によっては軽いバイルも用意したりします。
のら人さんと同じく「死にたくない」ので(;^_^A

by 伊閣蝶 (2019-08-27 16:47) 

ぼんぼちぼちぼち

天然モノの採れたてミョウガ、美味いでやしょうなあ!羨ましいでやす。
by ぼんぼちぼちぼち (2019-08-27 17:58) 

のら人

nousagi様
大自然の中で大好きな渓流沿いにいると、時間なんてあっという間ですよ。^^ 焚火なんかしてれば本当にあっという間。
水はそれ程冷たくは無いですが、それなりですし、気温が上がらないと寒いです。
by のら人 (2019-08-28 09:40) 

のら人

伊閣蝶様
岩菅山? その通りです! ^^多分、小ゼン沢往復を利用しての釣り師は結構多いのでは?と思われます。虎ロープの真新しいモノがありましたし。A0ですね。更に言えば、道具も何も無くてもA0を捻り出すことが重要です。昔の日本人なら当たり前だった事。我々も子供時代ならば当たり前だった事。あと少し高さが足りない場合、近くの手頃な石を積み上げて、届かせれば良いんですが、こんなシンプルな発想さえ進退窮まると思い出せなくなります。(笑)フリー全盛ですがフリーに拘り過ぎるのは、?と思います。^^
by のら人 (2019-08-28 09:53) 

のら人

ぼんぼちぼちぼち様
天然ミョウガは、比較的簡単に採れますが、昔と違い現在の競争率は高くは有りませんので、タイミングさえ合えば、大漁ですよ。^^
by のら人 (2019-08-28 09:57) 

Jetstream

おはようございます。訪問遅れてスイマセン。
沢下りと沢遡行、たっぷり楽しまれたようですね。いつも沢歩きや変態バリを記事で拝見勉強になります。もう10年早く山を再開していれば沢やちょっとしたクライミングもトライしたかもしれませんが、己を知らずシニアではじめるのは体力や勘が付いていかないんで危険です。うらやましく拝見しているだけですが、ほんと裏飯屋。!(^^)! やはり自分の力で踏み入れる領域は楽しさを越えて格別だと思います。でも、気をつけてください。
by Jetstream (2019-08-29 09:21) 

のら人

Jetstream様
アドベンチャーをエンジョイしております。^^
まだまだ、三浦雄一郎さんに比べればお若いのでは?
チョモランマも行けるでしょう。^^
危険があるだろうなぁ。→予想通り確かに危険があった!→予想していたので危険個所を突破した。→まだまだあるだろうと予想していた!→まだまだ、危険があった!→危険を突破して帰還出来た。 ・・・ この行程が楽しくてしょうがありませんね。(笑) 

by のら人 (2019-08-29 18:14) 

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